アルスマグナ、メイト悶絶の龍煌祭最終公演を開催「日本一の文化祭になったと思います!」

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2.5次元コスプレダンスユニット・アルスマグナ。新アルバム「アルスミュージアム」も話題沸騰中の彼らが、11月25日【ARSMAGNA LIVE TOUR 2018「龍煌祭〜学園の7不思議を追え!〜」】最終公演をZeppダイバーシティ東京にて開催した。

神生アキラが「えぇー、皆さん、突然ですが、えぇー、世界の七不思議はご存知ですか。えぇー、世界の絶景、奇妙な出来事……目に見えて実態があるもの……はい。今回の学園の七不思議にもそんなことが含まれていたり、含まれていなかったりする訳でぇー、はい。神生アキラでした」と何故か青島●作の出で立ちで古畑●三郎風の言い回しで告げると、学園のチャイムが鳴り、同じく有名探偵のコスプレ姿となったメンバー(榊原タツキ:コ●ン風、朴ウィト:工藤●作風、泉奏:シャーロック・ホームズ風、九瓏ケント:金●一耕助風)が全員集合。そのままオープニングナンバー「永遠シンデレラ」で龍煌祭の幕を開く。

龍煌祭とは、アルスマグナの面々が在籍する私立九瓏ノ主(クロノス)学園の文化祭。彼らの説明によると、「今年はどんな出しものをやろうかなぁ?」と考えていたときに先生である九瓏ケントが図書館で舞台の台本を見つけてきた。その台本には、九瓏ノ主学園の七不思議が書かれていて「せっかくだからその七不思議を探しに行こう」という話になり、ゆえに前述の、思い思いの探偵コスプレを……という設定のもと、このライブ、もとい龍煌祭は行われることになった。

朴ウィトは「女子アイドルになりきった曲」とかつて語っていたソロ曲「Ready to Dance」をなんとチアガール姿(これも七不思議のひとつとのこと)でパフォーマンス。自称「美しい妖精」と化したメンバーをバックダンサーとして従えて、両手のポンポンとミニスカートを揺らしながら歌い踊り、側転まで披露して驚かせてみせる。また、泉奏と九瓏ケントはオペラ調のデュエット曲「フェスティバル・オブ・テラー」で頬を寄せ合ったり、仮面を装着した執事&メイドたちと舞踏会さながら世界観を創り上げていく。続く神生アキラは「踊る大捜査線」主人公・青島俊作のモノマネで笑いを誘ったと思えば、自身のパネル(アルスロイド)の首がもげるアクシデントをフォローしながら「記憶ノスタルジア」を歌い続けてさらなる爆笑を。そして、榊原タツキは愛するコンスタンティン(うさぎのぬいぐるみ)と「ふたりはミルクティー~& You too love~」をデュエット。ドリーミーなワルツを可愛らしくお届けし、イエロー&ピンクのサイリウムの光に包まれた。

日本中、そして台湾など海外からも集まったメイト(アルスマグナファンの呼称)とコミュニケーションを取っていると、なぜか同じ発言を何度も繰り返してしまう九瓏ケント。これは「七不思議を探しているとループしてしまう怪奇現象」の影響らしく、メンバーが「たまんねぇぜ!」と言う度に「たまんねぇぜ BABY!」のパフォーマンスが始まってしまう。その呪縛を解く方法はシンデレラ(=メイトのみんな)をとにかくキュンキュンさせること。5人それぞれに「君こそマイ☆アイドル」のキラキラしたフレーズたち、そして「今日だけの特別なプロポーズ」で爆発的な歓声を生んでいく。

榊原タツキ「君に話さなくちゃいけないことがあるんだ。僕の許婚のこと。そう、君だよ。運命だね!」、朴ウィト「ピンポーン。配達です。君のこれからの人生と引き換えに指輪を届けに参りました」、九瓏ケント「俺のそばに……ずっといてくれないか」、泉奏「また悪さをしたあなたには、もうこれを書いてもらいます。はい、婚姻届」、神生アキラ「死ぬまで絶対言わないことを一言……おまえがいっちばん好きだ!」

これにより怪奇現象から脱した彼らはランウェイより「Anyway, Sing!」を爽快に歌い届けていく。そして、不思議な白い布(3分経つと消えてしまう設定)に覆われたステージ上で新しい戦闘服に早着替えすると、七不思議のことはいったん忘れて完全ライブモードへ。ボカロメドレーにキラーチューンたちを凝縮した(コントや漫談?も大いに凝縮した)アルスメドレー、さらには「HIGH FIVE~Type A.R.S~」での大団円に至るまで、メイトたちの熱量に負けんとばかりに1秒たりとも目が離せないエンターテインメントショー、アルスマグナの真骨頂とも言えるジェットコースターライブを堪能させてみせる。

そして、ライブはアンコールへ。2.5次元コスプレダンスユニットに相応しい、まるでアニメのようにコミカルな動きを取り入れた超高速ダンスナンバー「フロリダ」によって、龍煌祭の後夜祭が幕開く。また、来年3月に平成最後の生徒総会(ファンクラブイベント)が開催されることや、この日の龍煌祭ファイナル公演のDVD化決定(こちらも3月リリース予定)といった嬉しいニュースも挟みつつ、これまでも彼らのライブのクライマックスをドラマティックに彩ってきた「Eureka moment」をお届け。大切なメイトたちとタオルを振り回しながら最大級に熱くホープフルな光景を創造。この日もみんなで「今日を昨日よりちょっと良くするための」ライブを完成させてみせた。

こうして後夜祭も大成功に収めると、榊原タツキは「日本一の文化祭になったと思います!」と、朴ウィトは「次に進もうという気持ちになった。新しいライブを創りたい」と、泉奏は「最高の龍煌祭でした。楽しい時間をこれからもみんなと過ごしたい」と、九瓏ケントは「次会うときまで笑顔で毎日過ごそう」と、神生アキラは「みんなと共にもっと突っ走りたい」と語り、そんな5人の想いをすべて詰め込んだような、アルスマグナとメイトのアンセム「果てなき道」を最後の最後に熱唱。悩みながらも未来へ向かっていくこと、この果てなき道をみんなと突き進んでいくこと、そんな前向きな約束を交わして【龍煌祭】の幕を閉じた。

なお、同公演の終演後に生徒総会の詳細が発表された。2019年3月23日と24日、恵比寿ザ・ガーデンホールにて【アルスマグナファンクラブ~α~プレゼンツ 私立九瓏ノ主学園平成30年度第81回生徒総会】と題して開催。来年も全力で突っ走っていくアルスマグナに注目だ。

文:平賀哲雄
写真:プランチャイム提供

セットリスト
1.永遠シンデレラ
2.ひみつをちょーだい
3.Ready to Dance
4.フェスティバル・オブ・テラー
5.記憶ノスタルジア feat.アルスロイド
6.ふたりはミルクティー~& You too love~
7.たまんねぇぜ BABY!
8.君こそマイ☆アイドル
9.Anyway, Sing!
10.ボカロメドレー
11.アルスメドレー
Letter
旅立つ君へ
絆ストーリー
世紀末スクールウォーズ
らぶマタドール
風紀の定理
進め -FIRE- VS Joker
キミドリクエスト
~Joker~先生の言うコト、ぜーったいっ♡
12.カルチェ
13.ボクはつづく
14.HIGH FIVE~Type A.R.S~
EN1.フロリダ
EN2.Eureka moment
EN3.果てなき道

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