矢沢永吉の“わがまま”で「LIVE HISTORY 2000〜2015」を再々ミックス、既購入者には前代未聞の無償交換
矢沢永吉が、2016年7月にリリースした約15年ぶりとなるファン待望のライヴ音源アルバム「LIVE HISTORY 2000〜2015」。本作品が矢沢永吉本人の意向により、発売後にも関わらず再ミックスされ、既購入者には希望があれば無償で交換するという、前代未聞の対応を行うことがわかった。
今回再出荷することになった作品は、タイトルの通り2000年から2015年の膨大なライヴ音源から厳選した32曲を矢沢永吉自らがミックスを手掛けリリースしたライヴCD。
このアルバムに対して2018年の年明け早々、矢沢から事務所スタッフに連絡があったという。「あのライヴアルバムのミックスをやり直したい」…まさかの言葉にスタッフは耳を疑った。
昨年、矢沢永吉は全26公演の「TRAVELING BUS TOUR2017」を大成功で終え、年末年始を家族とアメリカで過ごしていた。矢沢は束の間の休暇を大事にする。その中で色々なアイディアがどんどん沸いてくることも多々あるからだ。今回もそうだった。
異国の地で、ライヴ音源アルバム「LIVE HISTORY 2000〜2015」を聴いていた。「最高!」何回も聴いた。しかしそのうち、「もっとここのバランスをこうした方が良い!」ここも。ここも!
こうなったら、動かないわけがないのが矢沢永吉だ。帰国し、早速矢沢はスタジオにこもり、32曲の再ミックスを自らの手で行った。
2016年発売の本作品は、本人も納得のいく作品に仕上げリリースしていたことに間違いはない。それにも関わらずまた再び手を入れた。矢沢永吉自ら今回の再ミックスについて“矢沢のわがまま”と表現した。
しかしこれは、どこまでも完璧を求めるアーティスト・矢沢永吉の”良いものを残したい”と思う純粋な欲求、こだわり以外のなにものでもないだろう。
これから出荷されるCDはすべて差し替えられるとのことだが、既に本作品を購入している人は無償での交換に応じるという。詳細はオフィシャルサイトにて。