「私たちがBiSです!」プー・ルイからの卒業を宣言する新体制BiSが輝いた満員の国技館公演が有終、4月から47都道府県ツアーを発表
新生アイドル研究会BiSが3月4日に、2018年1月より東名阪で開催してきたツアー「BiS 2ND BEGiNNiNG TOUR FiNAL WHO KiLLED IDOL??」のファイナル公演を東京・両国国技館にて開催し、BiSリーダーのプー・ルイがグループを卒業し、6人体制の新生BiSとして新たなスタートを切った。
チケットはソールドアウトし、晴天の東京・両国国技館には5,000人の研究員(BiSファン総称)が集まった。
開演にあたり、WACK代表渡辺淳之介が登壇し、「BiS、GANG PARADEトレード終了の儀」の執行をアナウンスすると、BiS/GANG PARADEのメンバーが登場する。
渡辺氏が、アヤ・エイトプリンス、カミヤサキにGANG PARADEでのパフォーマンス希望曲を尋ねると、アヤが「Beyond the Mountain」を、カミヤは「FOUL」を選ぶと、現体制と新体制のGANG PARADEがそれぞれ魂を込めた熱いパフォーマンスを行った。アヤとカミヤが入れ替わりでステージに登場する場面では、笑顔でハイタッチを交わすという印象的なシーンが序盤より展開される。
「レンタルトレード終了の儀」が終わり、カミヤは国技館でBiSをパフォーマンスすることなくステージを去り、BiS、GANG PARADEともに新たなスタートを切ることになった。
ここから新生BiS(プー・ルイ/キカ・フロント・フロンタール/ゴ・ジーラ/パン・ルナリーフィ/ペリ・ウブ/ももらんど/アヤ・エイトプリンス)によるツアーファイナル「BiS 2ND BEGiNNiNG TOUR FiNAL WHO KiLLED IDOL??」がスタートする。
新曲「DiPROMiSE」のイントロを引用した壮大なSEが会場に響き、圧倒的な光の演出の中からBiSメンバーがステージに現れると、BiS再始動の楽曲「BiSBiS」で国技館の幕が上がる。
ライブのスタートから会場を埋め尽くす研究員のボルテージはMAXとなり、“プー・ルイ”コールの大合唱が早速起こる。
プー・ルイが「アリーナ!升席!2階より上!!最後だからって、2階より上も埋まりやがって!!でも、愛してるよーーーー!!」と叫ぶと、「Give me your love全部」のイントロが場内に響き渡り、研究員はお祭り騒ぎとなり、会場の熱気が高まっていく。
序盤より初期BiSのキラーチューンを連発し、続く「nerve」では、ギャンパレから戻ってきたアヤが「国技館、今日は最高のぶつかり稽古にしようぜー」と研究員を国技館風に煽る。
「My Ixxx」終了後、パンが「BiSは、2013年にも国技館のステージに立ちました。そして、今、この7人で満員の両国国技館のステージに立っている3月4日、1曲1曲を噛み締めて歌います。聴いてください、レリビ!」と曲フリをすると、ここから怒涛の15曲連続パフォーマンスを行った。
ライブ本編後半の「primal.」では、会場がピンクのサイリウムで埋まり、プー・ルイ卒業を祝福する感動的な雰囲気が会場を包み込み、感涙のライブとなった。
「gives.」が終わると、プー・ルイが語り出す。
「2018年3月4日、私プー・ルイはBiSを卒業します。
再結成したばかりのときは、みんなアイドル初心者で、私しか教える人がいなくて、これはどうしたもんかってすごく悩んだりもしました。ゴ・ジーラは感情がなかったし、キカはいいやつだけど不器用すぎる人だし、アヤは美人だけど残念だし、ペリはとてつもなく生意気だし、パンはすぐ泣くし、ももは最初からかわいかったけど、でもおはようございますも言えなかったもんね。でも今はそんなの感じないくらいみんな頼もしくなりました。そうやってみんなが成長して、進化していく中で、私だけの時間が止まったままで、私だけが2014年に取り残されていました。みんながこんなに頼もしく変われたんだから、私もBiSという愛しい呪いを断ち切らないといけません。世界は変えられなかったけど、BiSを作って、私の世界は変わりました。BiSはこれからも姿形を変えて、どんどん続いていきます。そうして続いていった先で、もっともっとおもしろい未来を見せてくれると信じています。ゼロからはじまったアイドル研究会。アイドルになりたいという私のただのわがままではじまったBiS。今日はこんなにたくさんの人が来てくれていて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
何者でもない私をこんなふうなアイドルにしてくれたのは、研究員のみんなです。本当にありがとうございます。BiSは私の人生の1番の汚点であり、1番の誇りです。
今日はBiSと私の戦いに、自分の手で決着をつけてやろうと思います。止まってしまった時間を進めます。
BiSと私のはじまりの曲。『BiS』」
と、曲フリを行い、BiSとしてのプー・ルイがラストパフォーマンスを行った。
ついにプー・ルイのBiSの最後の瞬間が訪れとともに、ライブ本編が終了するが、会場からは5分にも渡る「プー・ルイ、やめないで」コールが巻き起こる。その中から再登場したのは、新衣装を身にまとった6人体制の新生BiS。ここで、ペリ・ウブが新体制の所信表明として、47都道府県を周る全国ツアー「I don’t know what will happen TOUR」の開催を発表した。
また、「BiSはこれまでたくさんの傷跡と汚点と歴史を残してきました。これまでBiSに関わった全ての人がいたから、今のBiSの形があります。今ここにいる人たち、前に来てくれていた人たち、去っていった人たち。きっとぞれぞれのBiSがあるんだと思います。そして、今私たち6人がBiSとしてここに立っています。BiSはいつだって最高でした。でも、私たちが最高の、最高の、最高のBiSを作ります。私たちがBiSです!胸いっぱいの愛を込めて。」のMCの後に、新曲「WHOLE LOTTA LOVE」を初披露し、熱狂のパフォーマンスでアンコールを締め、「誰もIDOLは死なない。」のキカの一言とともに、ステージは暗転し、BiSの大きな節目となる国技館公演は幕を閉じた。
撮影:sotobayashi kenta
BiS 2ND BEGiNNiNG TOUR FiNAL WHO KiLLED IDOL?? セットリスト
1.BiSBiS
2.Give me your love 全部
3.nerve
4.My Ixxx
5.レリビ
6.CHANGE the WORLD
7.IDOL
8.SOCiALiSM
9.太陽のじゅもん
10.ロミオの心臓
11.NOT the END
12.Never starting song
13.SAY YES
14.I can’t say NO!!!!!!!
15.明日が来るなら
16.NOT SPECiAL
17.Human after all
18.primal.
19.gives.
プー・ルイMC
20.BiS
ペリ所信表明
EN1.WHOLE LOTTA LOV