広告・取材掲載

稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾、「パラ駅伝in TOKYO2018」で“新しい地図”としてパラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」を初披露

アーティスト

撮影:Yoshika Horita

東京・駒沢公園がざわついていた。

3月4日の日曜日のこと。ふだんなら、ジョギングや愛犬との散歩を楽しむ人が行き交うのどかな場所なのに、のちにTwitterトレンド1位を記録することになる「#パラ駅伝2018」が開催されていたからだ。

正式名称は、「パラ駅伝in TOKYO2018」。さまざまな障がいのある人と健常ランナーがチーム構成をする。たとえば、第1区は視覚障がいランナー&伴走者が担当し、第4区は男性の健常ランナーが担うなど、1チーム8人で20.504kmをタスキでつないでいく。開催3回目となる今回は、初の海外チームがラオスから参戦。国内各地からエントリーした16チームとあわせて計17チームが「i enjoy!」を合言葉に、楽しみながら覇を競った。

そんな大会が、なぜざわついたのか?

新しい地図の稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が、応援ゲストとして、久しぶりに生の姿を現したからだった。彼らが就任した効果なのか、観戦チケットは、わずか1時間ほどで受付終了となる。その後の追加申し込みとあわせて、当日集まった観客数は、約1万7100人。“映像ではなくライブでの3人”の姿を目撃した観客からは、悲鳴に近い歓声があがった。

パラサポのスペシャルサポーターとしての初仕事は、香取の描いた絵のレゴ壁画をお披露目すること。もともとは、横2.6m×縦8.1mの壁画だったが、プロレゴビルダーの三井淳平氏が約15万ピースを使って見事な立体壁画を再現した。

「感動ですね。自分の描いた絵が、三井さんのおかげで全部がレゴになって立体的になって、生まれ変わった感じがします。描かせてもらった絵は壁画なので外には持ち運べない。でも、レゴだと分割して運べるので、パラスポーツのイベントなどでみなさんにお披露目できる機会が増えたらうれしいなぁと思います」(香取)

レース中も3人の応援は続く。

聴覚障がいのあるランナーには声援が届かないため、手話での「がんばれ」などを観客とともに実践し、最後の力を振り絞るランナーのためにトラック外周を走りながら観客のウエーブをうながした。

レースは、「ベリーグッド とちぎ」が昨年に続き2連覇を達成。圧巻のレース運びだったが、その勝利と同等に印象的だったのが、最後尾を争う車いすランナーを、稲垣、草彅、香取の3人が走りながら応援し続け、観客も一体となってゴールを見守ったこと。パラ駅伝のテーマである「i enjoy!」とは、それぞれの立場でパラスポーツを楽しむことを指すそうだが、その瞬間、ランナーと観客と応援ゲストというそれぞれの立場で、駒沢公園はひとつになっていた。

「僕も本当に楽しかったです。選手のみなさんがゴールする時に素直に感動できた自分がうれしくて。3回目となるパラ駅伝ですけど、今回応援に来てくれた方がいままでで一番多かったみたいで。そういう力も選手のみなさんのエネルギーに変わったのかと思うととても感動的でしたし、選手のみなさんから逆に力をもらえてありがたかったです」(草彅)

そして、歌の力。

スペシャルライブで新しい地図の3人からサプライズが届けられる。パラスポーツ応援チャリティーソングが、Warner Music Japan、作曲家・菅野よう子氏、作詞家・麻生哲朗氏らの賛同のもと配信されることが発表され、この日が初披露となる生の歌声が届けられたのだ。タイトルは「雨上がりのステップ」。パラスポーツに携わる人々はもちろん、壁にぶつかりながらも前に進もうとしているすべての人への応援歌。それは、新しい活動へと歩み始めた彼ら自身の歌なのかもしれなかった。

「今日、はじめて歌ったんですけど、大勢の人がいてそれを求めてもらえて、歌って通じ合えるというのは、改めて気持ちのいいことですし、やっぱり歌うことがすごく好きなんだなぁと。そして、歌詞。“誰もが新しい道が続いているんだよ”といったことを歌っているんですけど、それはいまの僕らの心情にもぴたりと合っている気がしています」(稲垣)

同曲は3月19日から6月30日までiTunes Storeでチャリティー販売を開始し、売上金額のすべてが寄付され、日本財団パラリンピックサポートセンターを通じてパラスポーツの支援にあてられる。さらに、このチャリティーに関する進捗状況は新しい地図のオフィシャルサイト上で日々更新され、最終報告は、稲垣、草彅、香取のレギュラー番組「新しい別の窓」(AbemaTV)、7月1日の生放送にて語られるという。

関連タグ