Billboard JAPAN HOT ALBUMS(6/24付)、ずっと真夜中でいいのに。「今は今で誓いは笑みで」が総合アルバム首位 ついに配信解禁された安室奈美恵「Finally」は35週ぶりトップ10入り
2019年6月24日付(集計期間:2019年6月10日~2019年6月16日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、ずっと真夜中でいいのに。の2ndミニアルバム「今は今で誓いは笑みで」が総合首位を獲得した。
「今は今で誓いは笑みで」は、先行シングル「眩しいDNAだけ」「正義」も含む計6曲入り。6月12日にリリースされた同作は、初週21,220枚を売り上げてCDセールス1位、3,896DLを売り上げてダウンロード3位、ルックアップは7位をそれぞれマークした。
2018年11月にリリースされた前作ミニアルバム「正しい偽りからの起床」の初週CDセールスは14,571枚で、今作はその数字を大きく上回る売上を記録。加えて、ダウンロードも前作から約700DL増、ルックアップの数字も増加していることから、着実なファン層の拡大が見て取れる。
なお、ずっと真夜中でいいのに。のこれまでの当チャート最高位は、前作「正しい偽りからの起床」が初週に獲得した3位だったので、今作で自身初の総合首位獲得を果たしたことになる。
前週総合首位だったaiko「aikoの詩。」は、リリースから2週目の集計を迎えた今回、18,027枚を売り上げてCDセールスは2位、累計売上は10万枚を突破した。
また、ルックアップは6位となっており、総合首位は2位を獲得。「ミュージックステーション」や「CDTV」、そして数多くのラジオ番組など、リリース2週目も精力的なメディア露出は欠かさず、配信未解禁ながらも根強いフィジカル・セールスを維持して、前週から1ランク・ダウンに留まった形だ。
前週チャートの解説記事でも記述した通り、aiko本人の高い知名度と、ライト層にリーチしやすいシングル・コレクションという性質を踏まえると、レンタル解禁後にはルックアップが再び活性化し、同指標がチャート・アクションを牽引、ロング・ヒットを記録する展開に繋がる可能性は高く、6月22日のレンタル解禁後の動きが注目される。
総合3位と4位には、BOΦWYのライブ音源を収録した「LAST GIGS -1988.04.04-」「LAST GIGS -1988.04.05-」がそれぞれエントリー。1988年に東京ドームで2日間開催されたラスト・ライブが全曲収録されている。
両作ともに1.6万枚を売り上げており、CDセールスで3位、4位をマーク、総合でもこれらの順位を守った形だ。続く総合5位には、東方神起のU-KNOWによるソロ・ミニアルバム「True Colors」が入った。4,877DLを売り上げてダウンロード1位をマークしている。
安室奈美恵が2017年11月にリリースし、ビルボードジャパン総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では2017年と2018年、2年連続で年間首位を獲得する快挙を成し遂げたベスト・アルバム「Finally」が、6月16日にダウンロード配信開始となった。
当週チャート集計期間のラスト1日で4,486DLを売り上げた同作は、ダウンロード2位となり、総合順位は前週86位から当週6位へ大きくジャンプ・アップ。実に35週ぶりとなるトップ10返り咲きを果たしている。
約1年半のあいだ配信を控え、フィジカル領域の指標のみで記録的なヒット作品となった「Finally」がついにデジタル解禁。その話題性の高さは言うまでもなく、最初の1週間集計となる次週以降、ダウンロードの数字がどこまで伸び、それがフィジカル指標とどのように相関していくのか、今年度チャートのトピックの一つだろう。
また、「Finally」と併せて配信解禁されたライブ・アルバム「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~ at Tokyo Dome 2018.6.3」は、2,133DLを売り上げてダウンロード6位、総合15位、同じく「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA at 宜野湾海浜公園野外特設会場 2017.9.16」は、1,529DLを売り上げてダウンロード8位、総合21位をそれぞれマーク。
いずれも1日のあいだで記録した数字で、次週以降の伸びが予想される。なお、上記3作に加え、1995年発表の「Body Feels EXIT」以降の全シングルおよび全アルバム収録曲のストリーミング配信がApple Music限定でスタートしており、総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”での動きも要チェックだ。
【HOT ALBUMS】トップ20
1位「今は今で誓いは笑みで」ずっと真夜中でいいのに。
2位「aikoの詩。」aiko
3位「LAST GIGS -1988.04.04-」BOΦWY
4位「LAST GIGS -1988.04.05-」BOΦWY
5位「True Colors」U-KNOW
6位「Finally」安室奈美恵
7位「プロメア ORIGINAL SOUNDTRACK」澤野弘之
8位「NEW LOVE」B’z
9位「ティム」アヴィーチー
10位「アラジン オリジナル・サウンドトラック デラックス盤」(サウンドトラック)
11位「MAGIC」back number
12位「三毒史」椎名林檎
13位「BiSH CARROTS and STiCKS ??」beat mints boyz
14位「瞬間的シックスセンス」あいみょん
15位「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~ at Tokyo Dome 2018.6.3」安室奈美恵
16位「ボイスサンプル」悠木碧
17位「アラジン オリジナル・サウンドトラック 英語盤」(サウンドトラック)
18位「マダムX」マドンナ
19位「RAINBOW」HY
20位「BOOTLEG」米津玄師