THE ALFEE&ゆりやんレトリィバァ、映画『ヴァレリアン』ジャパンプレミアに登壇
『レオン』『フィフス・エレメント』など、数々の名作を世に送り出してきた世界的巨匠リュック・ベッソン監督によるSF超大作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が3月30日に公開となる。本作の公開を目前に控えた3月13日にリュック・ベッソン監督が来日、ジャパンプレミアを実施した。
少年の頃、本作の原作コミック『ヴァレリアン』シリーズと出逢い、その世界と主人公たちに夢中になったベッソン監督。映画監督となったベッソン監督は、本作で長年の夢を遂に実現させた。そんなベッソン監督の来日を迎えたのは、本作で物語の鍵を握る、キモかわエイリアンの情報屋トリオ”ドーガン=ダギーズ”の声優を務めたTHE ALFEE(桜井 賢、坂崎 幸之助、高見沢 俊彦)、そして宇宙人ダンサー・バブル役のゆりやんレトリィバァら豪華ゲスト。
2012年以来、6年ぶりにベッソン監督が来日するとあって、会場は450人以上の観客で満員に。そして、MCの呼びかけでベッソン監督が登壇すると、会場は大きな拍手に包まれた。
「日本は私にとって第2の祖国」と公言するほど大の日本好きなベッソン監督は、登壇するなり陽気にステップを踏み、「ドウモ、アリガトウ!コンバンワ!」と日本語で挨拶し、久々の日本にご満悦の様子。
「初めて来日したのは30年ほど前ですが、いつも素晴らしい体験。本当にうれしいのは、作品を公開する度に日本の皆さんが観に来てくれることです。30年後も、みんなヨボヨボで会えるのを楽しみにしています。その時は、車いすに乗ってでも来ます!」と、日本のファンへ熱い思いを語った。
また、子供の頃から本作の原作にあこがれ続け、遂に映画化を実現させた思いについては、「とても嬉しいです。原作は知らなくても大丈夫です。しかし、年を取るとどうしても忘れてしまう。10歳の子に『大人になったら何したい?』と聞くと、例えば『宇宙飛行士』と答えますが、その子は大人になったとき、同じことを聞かれたら『宇宙飛行士になりたいなんて馬鹿だった』と答えてしまうんです。でも(僕みたいに)宇宙飛行士になれた男もいます。今夜は(映画の舞台の)28世紀にいきましょう!」と作品への思いを語った。
ここで、本作でキモかわエイリアンの情報屋トリオ”ドーガン=ダギーズ”の吹替え声優を務めたTHE ALFEE(桜井 賢、坂崎 幸之助、高見沢 俊彦)のメンバーが会場に駆け付けた。
続いて、リアーナ演じるダンサー・エイリアン”バブル”の吹替え声優を務めたゆりやんレトリィバァも、劇中さながらのキレッキレのダンスを披露しつつ登場。
ベッソン監督に「リアーナそのものだね」と言われたゆりやんは大喜びだった。しかし、「特に帽子がね(笑)」とベッソン監督がオチを付けて、ゆりやんはずっこけ、会場には大きな笑いが。
高見沢が「いろんな国の吹替えがありますが、僕らのはどうでした?」と質問すると、「世界の中で特に良かったのは日本とイタリアです」とTHE ALFEEを絶賛した。
次に、坂崎に本作の続編の予定について聞かれたベッソン監督は、「もしかしたらね。原作は29巻ありますから。ちなみにドーガン=ダギーズはほとんどに出ています」と、THE ALFEEには嬉しいコメント。
そこにすかさず桜井が、「続編があれば、また参加したいです!」とアピールすると、「ギャラをあんまり上げないで下さいね(笑)」とベッソン監督は冗談交じりに答えていた。
さらに、ゆりやんが次回作へ吹き替えキャストではなく、人間役での出演を英語で熱烈アピール。ベッソン監督は、出演するとすれば「ぴったりくる役があればですね。ハリウッドを舞台にした、ゴージャスなブロンド女性が出てくるのだったらありかもね」と語り、まんざらでもない様子だった。
ベッソン監督は、エイリアンの吹替えをした4人が本作に貢献したお礼として、宇宙を舞台にしたSF超大作ということにちなみ、なんと星の命名権をプレゼント。
ベッソン監督から直々に権利の証明書を渡され、4人は感激しきりだった。THE ALFEEは、3人で声優を演じたのはこれが初とのことを記念し、グループ名と演じた役名を合わせ、星に「ドーガン・アルフィー・ダギーズ」と命名。
また、ゆりやんは作品名にちなみ、「ヴァレついていきやー!デン!」と、まさかの持ちネタを絡めて星に命名。これにはベッソン監督も「ゆりやんは本物のエイリアンなんじゃないかと思う(笑)」とコメントし、あっという間にベッソン監督とコンビネーションを発揮し、またも観客を爆笑させていた。
最後に観客とのフォトセッションとなったが、当日観客には多種多様なエイリアンのお面が配布されており、4人のエイリアン役声優と合わせ、会場はエイリアンだらけに。
証明書を手に満面の笑みを浮かべた4人ら“千の惑星”の住人たちに囲まれ、ベッソン監督も満足げ。割れんばかりの拍手に包まれながらベッソン監督らが退場し、大盛況の中イベントは幕を閉じた。
撮影:HAJIME KAMIIISAKA
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