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ロザリーナ、「タラレバ流星群」MVは“圧倒的な時間”を詰め込んだ脅威の映像に

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ロザリーナ「タラレバ流星群」ミュージック・ビデオ

4月11日に小袋成彬率いるTokyo Recordingsのサウンドプロデュースによるメジャー・デビューシングル「タラレバ流星群」を発売するロザリーナが、デビュー曲のミュージックビデオのショートバージョンをYouTubeで公開した。

「タラレバ流星群」のMVは、若干23歳ながらあいみょんやyonige、FIVE NEW OLDのMVや、数々の大手企業CMなども手掛け、その才能が注目されているYMP FILMが監督。「決められた長さの映像に、圧倒的な質量を込める」というコンセプトの元、「圧倒的な時間」を使い、まだ誰も行っていない手法でのMV表現を作り上げた。

この表現方法は、「人間タイムラプス」と命名されており、世界でも例がない“タイムラプスで歌唱シーンを表現する”事にトライ。連続して定点でとった静止画をハイスピードでコマ送りする事で、膨大な時間の変化を一瞬の出来事のように見せた映像だ。

非常に遅いスピードで歌唱シーンを撮影し、それを通常の楽曲の速度に戻して映像を再現。実際に、今回の撮影でロザリーナは楽曲スピードの約1/15のスピードで歌唱し、4分の楽曲を歌いきるのに約1時間かけ、まさに「圧倒的な時間」を詰め込んだ映像となった。

また、映像内でホログラムのようにロザリーナ本人が街中に出現しているのはCGではなく、縦一列にLEDが敷き詰められて、あらかじめプログラミングした順番に光る色を一定のスピードで変化させられる細い棒照明機器のみを使って作られている。

POVもしくはバーサライトとよばれる照明技法で、LEDの棒を動かしながらカメラのシャッタースピードを遅くして撮影する事で、LEDの棒が生み出した残像が空中に画が浮かんでいるような写真を撮ることができる。

さらに、MVでホログラムのロザリーナが歌っているように見える映像は、そのLEDの棒を動かした時の残像がロザリーナになるようにプログラミングされていて、その残像を撮影した無数の写真をパラパラ漫画のようにすることで歌っているように見せている。

再現するには膨大な写真が必要で、街中の同じ場所で何回も繰り返してLEDの棒を動かしながら写真を撮影し、「圧倒的な時間」をかけて制作された。

今回はショートバージョンのMVが公開されたが、初回生産限定盤のDVDに収録されるフルバージョンでは新たなタイムラプスやPOVを用いた演出も組み込まれている。
 

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