SF9、笑顔いっぱいの初ファンミーティングで11月の初ホールツアーを発表
9人組ダンスボーイズグループSF9が、7月9日、東京・中野サンプラザで初のファンミーティング「SF9 Japan 1st Fanmeeting 〜Dear Fantasy〜」を開催。公演中に11月に開催する初めてのホールツアー「SF9 2019 1st Hall Tour in Japan – RPM -」を発表した。
これまでショーケースやコンサートなど、何度も単独公演を行ってきたSF9だが、トークやゲームを中心としたファンミーティングを行うのは意外にも初めて。9人が白の衣装で登場すると、ライブパートからスタート。
現在、韓国で活動真っ最中の最新曲「RPM」の日本初パフォーマンスで幕開けを告げる。そのセクシーで力強いダンスにファンも大きなコールを発して全力で応える。そのまま突入した最新ミニアルバム収録曲「Round And Round」では、ノビノビとしたダンスで「ステージが狭い!」と感じさせたが、韓国活動と同じタイミングで新曲が見られるのは、ファンとしては嬉しいものだ。
リーダーのヨンビンが「SF9の初めてのファンミーティングにようこそ!」と挨拶すると、インソンが「アメリカから駆け付けました!」と言ったが、なんとSF9は、7月7日にアメリカ・NYで開催された「KCON 2019 NY」に出演し、その足で東京にやってきたそう。そんな疲れも見せず、オープニングから全力のパフォーマンスを見せる9人。
「Now or Never -Japanese ver.-」でセクシーさを爆発させると、ジュホが「ここからは盛り上がっていきましょう!」と号令をかけ、彼の自作曲「Play Hard -Japanese ver.-」へ。メンバーたちもステージのギリギリ前までファンに近寄り、楽しい雰囲気で歌う。ロウンはダウォンやインソンやチャニにちょっかいを出したり、リラックスモード。各人が笑顔いっぱいで盛り上げた。
ライブパートの後は、トークコーナーへ。「秘蔵写真と映像で振り返るSF9誕生!」では、メンバー各人の赤ちゃん時代と幼少期の写真を披露。本人たちも「見たことがない!」とアセる秘蔵写真が公開され、赤ちゃん時代から変わらない面影にメンバーたちもファンも大盛り上がりで、時間をオーバーするほど思い出話に花が咲いた。
会場のファンが全員参加して行われた2択クイズ「もっと知りたく9(ないん)!? SF9検定!」のコーナーでは、「インソンが英語の次にマスターしたいのは、スペイン語、フランス語」とか、「チャニは子役出身なので泣きの芝居は、完璧、まったく泣けない」など、メンバー各人のパーソナルな質問を最後まで正解できたファンに“SF9検定1級”を認定。5人が最後まで勝ち残り、特典としてメンバー全員とのチェキ撮影を行った。
「韓国デビューから⽇本デビューそして現在まで」コーナーでは、これまでのミュージックビデオ(MV)を見ながらの思い出トークを展開。韓国最新曲「RPM」のMVではジュホが「びしょ濡れになるシーンが寒かった」と振り返る。同曲の日本語バージョンを日本5thシングルとして9月11日にリリースするが、ロウンは、「僕とチャニのドラマシーンがあります」と、走りながらすれ違うシーンを実演して見せ、新曲への期待を高めた。
このコーナーでは過去の「FNC KINGDOM」でFTISLANDやAOAのジミンとコラボした際の映像や、夜公演ではヨンファとコラボした映像が映し出され、ロウンが「「FNC KINGDOM」のいいところは、先輩とのコラボや、新しい姿が見せられること。今年も楽しみにしていてください!」と2年ぶりに開催される「FNC KINGDOM」への抱負を語った。
他にも会場からのお悩みに答えたり、ジェスチャー伝言ゲームなど、楽しい時間を過ごしたところでMCから「こちらをご覧ください!」とモニターを見ることを促されると、メンバーたちも客席に背を向けてステージ後方の大きなモニターに見入る。
そこで発表されたのが<11月、東名阪で「SF9 2019 1st Hall Tour in Japan – RPM -」開催決定!>という嬉しいニュース。
「皆さんの応援のおかげで初めてのホールツアーが決定しました!」(ヨンビン)、「みんな、来てくれますよね?」(インソン)と喜びをもらす。9人という大人数だけに、ライブハウスのステージはちょっと小さく感じる彼らが、ホールの大きなステージでは、きっとノビノビとしたパフォーマンスを見せてくれることだろう。
夜公演では、“ガチ勝負!!綱引き9”と題してメンバー4人対4人(チャニは審判)の綱引き対決を行った。負けたジェユン、ダウォン、ロウン、テヤンは罰ゲームとしてSF9のヒット曲メドレー高速ダンスに挑戦。早すぎる音楽にほとんどのメンバーがお手上げ状態の中、意外にもジェユンが完璧な高速ダンスを披露し、会場からはジェユンコールが湧き上がるほどの大歓声に包まれた。
「今日はひとりひとりを深く紹介したので、ちょっと恥ずかしかったけど、僕たちのことをもっと知ってもらえたようで嬉しかったです。これからも一緒に歩んでいきましょう」(ヨンビン)、「不可能なことを可能に変えられるのは、みんながいてくれるからです」(インソン)、「今日、本当に楽しかったです。また皆さんのことが大好きになりました」(ジェユン)、「言葉や文化が違うけれど、心は一緒だと思ってます」(ダウォン)、「最高に楽しかったです。(カメラにむかって)大好きでーす(ハートポーズ)」(ロウン)、「「RPM」活動で、日本から皆さんが応援してくれることを改めて感じました。ありがとうございます」(ジュホ)、「初めてのファンミーティングですよね。いつも僕たちに会いに来てくれてありがとうって伝えたかったです」(テヤン)、「皆さんがいてくれるから幸せです。これからもよろしくお願いします。サランヘ!」(フィヨン)、「ここに来てくださった皆さんとSF9は家族だと思っています。これからも一生一緒にいましょうね」(チャニ)とメンバーそれぞれがファンに感謝を伝えると、最後に再びリーダーのヨンビンが「僕たちは今、韓国で「RPM」の活動を頑張っていますので、応援してください。これから日本でも「RPM」の活動が始まりますのでよろしくお願いします。また会いましょう!」と締めくくった。
ラストはファンソング「Dear Fantasy -Japanese ver.-」でお別れ。ステージの端から端まで移動して、ファンに手を振りながら歌うメンバーたち。ジュホは客席に降りて、自分のスマホで記念写真を撮ったり、みんなでファンに向けてハートを作ってみたり…ステージ上ではテヤンとダウォンがふざけ合うなどSF9らしいわちゃわちゃ感いっぱいの楽しい雰囲気で会場の一体感を楽しみ、「ホールツアーで会いましょう!」と言いながらステージを去って行った。
取材・文/坂本ゆかり
カメラマン/鈴木恵