ROCK’A’TRENCH・山森大輔、ソロ名義3作目となるミニアルバム「銀のピストル」発売を発表
山森大輔(ROCK’A’TRENCH、SKA SKA CLUB)がソロ名義3作目となるミニアルバム「銀のピストル」をついに完成させた。
2015年9月にリリースされた2ndアルバム「REAL EMOTIONS」以来、関ジャニ∞、E-girlsなど錚々たるアーティストへの楽曲の制作やプロデュースを精力的に行ってきた。関わるアーティストの魅力を引き出す力に長けた山森大輔の人柄や温かい眼差しは、やがて自分自身へも向けられていく。
毎回異なるテーマやハードルが付きものの楽曲提供、プロデュース。それらを一つ一つ乗り越えるたびに、自身の内に潜む新たな表現力の扉が一つ一つ開いた。それはまるで足かせの鎖から解き放たれるように、表現者としての自由と開放感を山森大輔は手にすることになる。
作詞、作曲、トラックメイク、ミックス/マスタリングを全て自らこなす、完全セルフプロデュースによるミニ・アルバム「銀のピストル」が生まれる舞台はこのようにして整うことになる。
これまでの作品と今作「銀のピストル」の違いを分かりやすく言うのであれば、前作までは舞台の主演を務めるのは山森であったかのように思う。しかし今作では主演のみならず、舞台監督、照明、音響、効果、台本、総合演出まで全てを統括コントロールし、自身の思い描く通りのポップ・ワールドを構築している。全六曲、各楽曲のテーマや背景は様々であるが、山森は全編を通じた統一感を今作に持たせており、リスニング後には、物語「山森ワールド」を旅したかの様な読後感が残る。今作のミニ・アルバムとしてのトータル感は山森大輔の新たな到達点といえるのではないだろうか。
本ミニアルバムのタイトル・トラックでもあるTrack1.「銀のピストル」は幼児虐待という現代社会が抱える問題をテーマにし、虐待に怯える子供たちの存在に社会全体で目を向ける必要性を訴えている。社会問題を題材にしながらも、楽曲は温かみに溢れ、苦しい境遇にある子供たちを応援し成長を願う山森のポジティブなパーソナリティーが存分に表れている。
ミュージック・ビデオは2月14日に公開され、楽曲のテーマをリリックビデオという形で見事に映像化し、山森のメッセージがポップな曲調と共にビューワーの心に直に飛び込んでくる作品。リスナーからの支持や反響も大きく再生回数は伸び続けている。
Track3.では関ジャニ∞に提供し彼らの代表曲にも数えられる「Can’t U see」をセルフカバー、大人の魅力と色香を存分に味わえる。
Track5.の「フルムーンの彼女」では、山森大輔の真骨頂とも言える映像や映画のワンシーンを喚起するようなリリックとメロディーを披露する。幽玄な面持ちでスタートする本楽曲はリリックによるストーリーの展開と共に徐々にクライマックスへと向かい、壮大なシンセトラックの重層によるグランドフィナーレへ向かい、ラブストーリーの一大叙情詩といった印象を残す。
最終トラックとなるTrack6.ではリード曲である「銀のピストル」のアコースティック・ヴァージョンを収録、オリジナルとはまた違ったアレンジと印象で詩曲の力強さが、存在感のあるアコースティック・ピアノにより引き立てられ、エンディングとして心地よく心に響く。
表現者として、アーティストとして、確実に新たな表現段階に達した山森大輔は、6曲前後のミニ・アルバムという表現手法に特別な意義や意味を見出しつつある。鮮度の高い楽曲や作品のリリースを実現していくことは、音楽の色付けをより鮮やかに、豊かにするであろうと。
早速2018年初冬には次なるミニ・アルバムのリリースも予定。次作は一転、バンドサウンドを主体としたものになるとのこと。
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