GLAY、令和初となる野外フリーライブを地元北海道にて実施
現在デビュー25周年となるGLAYが、令和初となる野外フリーライブ「GLAY DAY JAPAN PREMIER LIVE in Chitose Powered by HOTEL GLAY」を地元北海道の千歳アウトレットモール・レラ P2駐車場にて開催した。
今回のフリーライブ開催は、デビュー25周年のテーマを「GLAY DEMOCRACY(民主主義)」としており、その活動の中でファンに向けて「あなた自身の公約を投稿してGLAY DEMOCRACY25thに参加しよう」とファン自身の公約も募集しており、そのファンから募集している公約の中にフリーライブ実施を希望する声が多くあり、そこから実現となった。
開催場所に関しても、公約を投稿した(賛同した)率が、エリアの人口比率に対して多いエリアでの開催となっており、“民主的フリーライブ”としてGLAYが自分達の故郷でもある北海道で行う事になったのである。
場所が解禁されると早くも会場には多くのファンが集まってきており、令和初となるGLAYの野外フリーライブを待ちきれない様子であった。それもそのはず、この日は今から20年前の7月31日、幕張にて20万人を集めた伝説のライブ「GLAY EXPO ’99 SURVIVAL LIVE IN MAKUHARI」からちょうど20年という記念すべき日。
多くの人が一目GLAYを見ようと大勢のファンが会場に集まり、ついに新たな伝説が幕を開けた。
メンバーがステージ登場し、TERUが「GLAY人生初の千歳ライブ。そして今日は20万人ライブから20年、最高の1日にしようぜ!」と語りかければ、ライブ1曲目は先日発売したニューシングル「G4・Ⅴ-Democracy 2019-」より「JUST FINE」。
“THIS IS GLAY”と言えるTAKUROとHISASHIによるハードなギターリフから始まり、そこからTERUの突き抜ける声とキャッチーなサビが心地よいロックナンバー。
サウンドが響けばすぐに会場の熱気は上がり、興奮の坩堝と化していった。
続いて「あの20年前を思い出して下さい」と話せば、次の曲はもちろん「サバイバル」。一気に会場のボルテージは急上昇していき、GLAYのライブ代名詞とも言える“GLAYチョップ”が炸裂した。
MCではTERUが「あの20万人ライブから20年という時が経ちました。この20年は変化していくのではなく、進化していくGLAYであったと思います。そして25周年が始まって皆さんにお届けした「JUST FINE」、これから歌う「COLORS」をこれからもみなさんに大事にしてもらえるよう、心を込めて歌います。」と素直な気持ちを語ってくれた。
「COLORS」は、「JUST FINE」と同じくニューシングルに収録されており、TERU作詞作曲の珠玉のバラード。父と子の絆を歌った歌詞をTERUの超ハイトーンボイスに乗せて歌い上げ、北の大地に心地良い風が吹いた。
穏やかになった会場に続いてドロップしたのはアッパーナンバーの「FATSOUNDS」。冒頭にいきなり超ロングシャウトを魅せてくれたTERU。つられて会場の熱も急激に上昇。
そこからは畳み掛けるように、ライブの鉄板ナンバー「彼女の”Modern…”」TAKUROも「いくぜ北海道!」と叫び、激しいロックナンバーが北海道の気温を上げるが如くの歓声を会場から湧かせた。
ここでライブは終了予定であったが、TERUが「最後にもう一曲だけやらせてくれ!この北の大地に響かせようぜ!」と熱くMCをすればGLAYの代表ナンバー「誘惑」を披露。
盛り上がる事間違い無しな曲を3連続披露ともあり、割れんばかりの歓声が北海道の空に響いた。
最後はこのスペシャルな1日を記念して、客席を背にしてメンバーが記念撮影をし、「愛してるぜ北海道!次はメットライフドームで会おうぜ!」とTERUが再会の約束をして、熱い一夜は幕を下ろした。
気がつけば会場となった駐車場には約12,000人が集まり、単独アーティストの野外フリーライブとしては北海道史上最大となっていた。GLAYが過去に行ったフリーライブでも過去最大規模の集客となり、まさに伝説のライブから20年、令和元年の7月31日にGLAYが新たなる伝説を築いたと言えるだろう。
夏にはデビュー25周年を記念した大型ライブ「GLAY 25th Anniversary “LIVE DEMOCRACY”」を控えているGLAY。開催場所となるメットライフドームでどんな風景を魅せてくれるのか、今から楽しみである。
Photo by 原田直樹
「GLAY DAY JAPAN PREMIER LIVE in Chitose Powered by HOTEL GLAY」
1.JUST FINE
2.サバイバル
3.COLORS
4.FATSOUNDS
5.彼女の”Modern…”
6.誘惑