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T-BOLAN 約23年ぶりの全国ツアーを敢行、ファイナル公演の模様をWOWOW独占放送

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2017年に完全復活を果たし、インディーズデビュー30周年を迎えたT-BOLANが、昨年9月から約23年ぶりとなる本格的な全国ツアーをスタート。全国のファンとの再会と出会いを楽しむかのようにじっくりと各地を回ること9カ月。6月15日、東京・昭和女子大学人見記念講堂でその長いツアーがファイナルを迎えた。

様々な色が混ざり合い、ツアータイトルである「励」の文字へと変化するオープニングムービーが紗幕に映し出された後、ボーカルの森友嵐士、ドラムの青木和義、ギターの五味孝氏が、サポートメンバーの人時(ベース)と坪倉唯子(コーラス)と共に「Only Lonely Crazy Heart」を演奏し、ライブが始まった。続けて1992年のヒット曲「Bye For Now」を聴かせ、会場をT-BOLAN色に染める。

「去年の9月からスタートして、長い時間があるなって思っていたら結構あっという間で。今夜、集まってくれて本当にありがとう!Thank you!」と森友は感謝の気持ちを伝え、「でも、俺たちの再会の旅はまだ始まったばかりで、この先もずっとずっと続いていくので!」とツアーは終わるが活動に終わりはないことをファンに約束した。

その後の「じれったい愛」では、テレビ番組で共演したお笑いコンビ・チョコレートプラネットのTTT-BOLANを捩って、“じれったい”を“じれってぃー”に替えて歌うなど、彼らのアソビ心も感じることができた。そして「悪魔の魅力」「LOVE」「わがままに抱き合えたなら」と続き、さらに観客をヒートアップさせていく。

中盤、アコースティックバージョンで「マリア」をじっくりと聴かせると、五味がギターソロで観客の耳を釘付け。すると1階の客席にスポットライトが当たり、ブルースハープを吹きながら森友が姿を現した。できるだけ多くのファンとコミュニケーションを取ろうと、ゆっくりと客席を歩きながらハイタッチを繰り返す。そして、ステージに森友が戻ると「あこがれていた大人になりたくて」を歌唱。

後半の大きな見どころはベーシスト、上野博文の登場。森友に呼び込まれステージに現れた上野は、数年前にくも膜下出血で一時は生死をさまよった。励まし合う力が奇跡を起こし、今この光景が見られるのだと実感。その心情を表すかのように「Happiness」を上野もメンバーたちと楽しそうに奏でていた。

終盤は「刹那さを消せやしない」「SHAKE IT」などでヒートアップし、「My life is My way」で本編を締めくくった。アンコールでは昨年リリースしたDVDシングル「Re:I」、T-BOLAN最大のヒット曲「離したくはない」をファンも一緒に大合唱し、長いツアーの幕が下ろされた。

この公演の模様を8月4日18:00からWOWOWで放送されることが決定。誰もが知る大ヒット曲満載、ベスト的な選曲となった感動的なライブの熱さと臨場感をぜひ味わってもらいたい。

撮影:平野タカシ

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