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元ちとせ、坂本龍一プロデュースの「死んだ女の子」令和元年も期間限定で配信

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元ちとせが、2005年から夏の時期に期間限定で配信を行っている坂本龍一プロデュース曲「死んだ女の子」の配信を今年もスタートした。

「死んだ女の子」は、トルコ出身の詩人ナジム・ヒクメットが、広島での原爆の悲惨さと戦争に反対する切なる気持ちを、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって書き綴ったという作品。

その詩の日本語訳詞(訳詞:中本信幸)を歌詞として、外山雄三が作曲。坂本龍一がプロデュースを手掛け、原爆投下から60年の2005年8月6日に広島の原爆ドームの前で行われた坂本龍一と元ちとせによる「死んだ女の子」のパフォーマンスが大きな話題を呼び、同2005年より期間限定で毎夏、配信リリースが続いている。

終戦から74年、令和時代という新しい時代を迎えた今年も、この曲の強いメッセージが多くの人々に届くようにと、8月1日〜8月31日の期間限定で楽曲配信がスタートした。

2015年にリリースされた「平和元年(へいわがんねん)」は、「忘れない、繰り返さない」というコンセプトのもと、「今こそもう1度、平和を真剣に考える年になって欲しい」、という平和への思いをこめたカヴァーアルバム。

「死んだ女の子」は同作に収録され、アルバムとしての配信はされているが、単曲での配信は、毎夏、期間限定となっている。

例年同様、今回の配信も、その売上の一部はユニセフ(国際連合児童基金)に寄付される。

元ちとせは、昨年、自身の歌の原点である「奄美シマ唄」集の新録アルバム「元唄〜元ちとせ 奄美シマ唄集〜」をリリースしたが、令和元年となる今年6月より、毎月1曲、このアルバム収録曲のリミックス配信をスタートさせた。

坂本龍一、坂本慎太郎(ex.ゆらゆら帝国)、Tim Hecker、Chihei Hatakeyamaなど国内外のアーティストがこのリミックス企画に加わっているが、現在は第2弾として、惜しくも今年7月に急逝したLAの鬼才・Ras Gによる「くばぬ葉節」のリミックスの配信がスタートしている。

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