セックス・ピストルズ、「アナーキー・イン・ザ・U.K.」が映画「パンク侍、斬られて候」主題歌に決定
セックス・ピストルズの「アナーキー・イン・ザ・U.K.」が、映画「パンク侍、斬られて候」の主題歌に決定した。
映画「パンク侍、斬られて候」は、町田康の傑作小説を、主演・綾野剛、脚本・宮藤官九郎、監督・石井岳龍という布陣で実写映画化。豪華キャスト達が、宮藤官九郎の脚本と石井岳龍監督による爆裂ワールドで極限の個性を爆発させた。
その主題歌を、パンク・ロックを代表するイギリスのバンド、セックス・ピストルズの「アナーキー・イン・ザ・U.K.」に決定した。彼らの様々な伝記映画など、セックス・ピストルズの音楽が使用された映像作品は多いが、日本映画の主題歌にセックス・ピストルの楽曲が公式に使用されるのは今回が初めてのこととなる。
同曲は1976年に発売されたピストルズのデビュー・シングルであり、過激な歌詞とキャッチーなサウンドで彼らの人気を決定づけた代表曲。彼らの解散後もメガデスやモトリー・クルーなど様々なロック・バンドにカバーされ、愛されているロック史に残る名曲だ。同曲をはじめ、彼らの音楽に影響を受けたバンドやミュージシャンは後を絶たず、今もなおセックス・ピストルズは伝説以上に音楽界の血肉となっていると言えるだろう。
石井監督は、音楽の常識を塗り替えた歴史的楽曲を主題歌に起用したことについて「今回はこれしかない。あなーきー・ いんざ ・行(ゆ)けー!!」と楽曲になぞらえコメント。石井監督のパンクな作風に型破りな主題歌が付くことで、どんな化学反応を見せるのか期待が高まる
主題歌の発表と同時に、これまでビジュアルや特報映像が解禁する度に、誰が演じているのか話題となっていた、将軍の格好をした猿、大臼延珍(デウス ノブウズ)役が永瀬正敏であることも明かされた。永瀬が大臼になるまで約3時間以上かかるという特殊メイクのメイキング映像も同時解禁され、特殊メイクはメイクアップアーティストのJIROが手掛けており、全身特殊メイクを施し、「世界的俳優:永瀬が大臼になるまで」の様子も明らかになった。この特別映像にセックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・U.K.」が使用されている。