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グドモ、初ワンマン開催の地でベスト盤投票結果を“カウントダウン”披露

アーティスト

グッドモーニングアメリカ「GMAオールスター感謝祭」

グッドモーニングアメリカが、5月8日に東京・UNITにて「GMAオールスター感謝祭」を開催。7月11日にリリースするファン投票による初のベストアルバム「the BEST HIT GMA」の収録曲を投票順にプレイした。

2018年に現メンバーになって10周年、そしてメジャーデビュー5周年を迎えたグッドモーニングアメリカは、今年“グッドモーニングアメリカからの10くらいの恩返し”と銘打った様々な企画に挑戦している。

その六つ目に発表されたのが、バンドのメジャーデビュー記念日となる5月8日に、初めてワンマンライブを敢行した代官山UNITで“感謝祭”を行うというもの。恩返しの一つ目に掲げたファン投票で決まるベストアルバムの収録曲を順に披露したこの日は、ファンと一体で築きあげるメモリアルなライブを展開した。

バンドの10周年ロゴが掲げられたステージを前に、満員で埋め尽くしたファンが待ち受ける中、たなしん(Ba/Cho)が後方から当時さながらの黒いスーツ姿で登場。

カウントダウン形式でライブを進行していくことをアナウンスしながらファンの間を縫いステージに上ると、渡邊幸一(Gt/Cho)、ペギ(Dr/Cho)、金廣真悟(Vo/Gt)と揃ったステージは「風と鳴いて融けてゆけ」からスタート。

金廣は「歌える人!」とシンガロングを煽り、「拝啓、ツラツストラ」「キャッチアンドリリース」とライブアンセムを連投すると、早速沸き起こったダイブにたなしんも顔を寄せて応じてみせた。

序盤からヒートアップした会場に、渡邊は「GMAオールスター感謝祭へようこそー!」とシャウトし、「10周年です!そして今日はメジャーデビュー5周年の日です!それもこれも皆のおかげです、ありがとう!」と喜びを爆発させながら挨拶。

ベストアルバムの収録曲数を明かさずに披露した3曲について「仮に5曲しか入らなかった場合、あと2位と1位やって今日お終い」「仮に10枚組100曲入りだった場合は、残り97曲あるぞー!」とファンを煽る。ジャケットを脱いだたなしんは「今日俺いつ飛び込むかわかんねえ」と興奮を表現し、残り曲数を明かさないまま「アブラカタブラ」をプレイした。

イントロから歓声をあげたり、飛び跳ねたり、「心臓抉って」「コピペ」とファンもライブの楽しさを全身で表現する。

照明を落として始めた「STAY WITH ME」では悲鳴に似た声が響き、ステージ上で飛び跳ねマイクを握る金廣のパフォーマンスが視線を集めた。

ファンにもそれぞれの楽曲にそれぞれの思い出があるはずと語ったたなしんは「一緒にエモくなろう?」「ここ10年くらいの(思い出を)一緒に出し合おう?」と投げかけ、その言葉に応じるように「マリオネット演者ノ詩」「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」と一体感溢れる空気が会場を満たしていった。

ペギの刻むリズムがリードした「ひこうき雲」「あなたの傍に猛ダッシュで」と続けると、ペギの「おさらいしませんか?」の掛け声でこれまで披露した11曲を振り返り、金廣は「推し曲いっぱいだから、もうお腹いっぱいでやりきった感じ」と笑顔を見せる。

また、ここでようやく残り7曲であることが明かされ、ライブも折り返していたことが判明。気持ちを昂ぶらせた様子でトークを続けたたなしんは、恒例の「ファイヤー!」を前にメンバーに向けて「10年間ありがとう。」とポツリと感謝を述べると「いくぞ10年分のファイヤー!バンドやってて良かったー!」と身を乗り出して恒例の「ファイヤー!」を絶叫し、「イチ、ニッ、サンでジャンプ」「そして今宵は語り合おう」「餞の詩」と5位までを発表した。

いよいよライブも終盤に差し掛かると、金廣は「俺らが悩んだりとか、うまくいかないとか思っている時に支えてくれたのは、間違いなくライブに来てくれる皆さんのおかげだと思っています」と改めて振り返り、「実際目の前で皆が良い顔しているところを見させてもらうだけで、それだけでまた明日からも頑張ろうと思わせてもらっています。この10年間、そして出会ってくれて本当にありがとうございます。」の言葉に大きな拍手が送られる。

残す楽曲はあと4曲。「どんな曲が入っているのでしょうかね?(期待を)裏切るのも入っているので」とファンの期待を膨らませ、カウントダウンはラストスパートへ。「カラツ風ガ吹キツケル」「空ばかり見ていた」そしてピースサインで始めた2位の「未来へのスパイラル」と止まないダイブで熱気も最高潮に「投票結果第1位は!?」と鳴らしたのは「言葉にならない」。最後の最後まで転がっていくファンを前に、この日一番の大合唱とパフォーマンスで締めくくった。

結果発表の本編を終えたアンコールでは、第1位に輝いた「言葉にならない」でミュージックビデオを制作すること、7月19日より地元八王子を皮切りにベストアルバムを引っ提げた全国ツアーを開催すること、ベスト盤に新曲を収録することを続々と発表。

そして金廣が「皆で歌えて盛り上がれて、楽しい曲が出来ました。ツアーで皆の声を聴きたいので覚えてきてください!」と話し、新曲「Darwin’s Train」を初披露。そのまま連投した「また会えるよね」で今一度熱狂させると、メモリアルな“感謝祭”はフィナーレを迎えた。

Photo by watanabe’kool’syo

セットリスト
1. 風と鳴いて融けてゆけ(投票18位)
2. 拝啓、ツラツストラ(投票17位)
3. キャッチアンドリリース(投票16位)
4. アブラカタブラ(投票15位)
5. 心臓抉って(投票14位)
6. コピペ(投票13位)
7. STAY WITH ME(投票12位)
8. マリオネット演者ノ詩(投票11位)
9. ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ(投票10位)
10. ひこうき雲(投票9位)
11. あなたの傍に猛ダッシュで(投票8位)
12. イチ、ニッ、サンでジャンプ(投票7位)
13. そして今宵は語り合おう(投票6位)
14. 餞の詩(投票5位)
15. カラツ風ガ吹キツケル(投票4位)
16. 空ばかり見ていた(投票3位)
17. 未来へのスパイラル(投票2位)
18. 言葉にならない(投票1位)
ENC1. Darwin’s Train(新曲)
ENC.2 また会えるよね