モンスターロック LIVE 2018、名古屋公演でcoldrain・ENTH・BAWDIESが競演
スペースシャワーTVのロック専門番組「モンスターロック」と、エナジードリンク「Monster Energy」がタッグを組んだライブツアー「モンスターロック LIVE 2018」の名古屋公演が5月9日に愛知・名古屋ダイアモンドホールにて開催された。
1番手は名古屋在住の若手バンドENTH。エッジーなギターリフの「HANGOVER」でライブをスタートさせると、観客は激しく体をぶつけあって熱演に応える。「Voo-Doo Shangrila」では観客が一斉に手を横に振って一体感が生まれていく。
MCでは本日共演した名古屋の先輩バンドcoldrainのイタズラによって、楽屋の張り紙がライブハウスのシャワー室に貼ってあったというお茶目なエピソードを披露。
終盤には「自分の好きなことを信じてやり続けた方が人生ドキドキするぜ」と熱いメッセージを投げかけた。
「全力でお前らとライブをしにきた」と叫んでステージに現れたのはcoldrain。重厚かつド迫力のサウンド、Masato(Vo)のクリーンボイスとシャウトを使い分ける圧巻の歌声によって、冒頭から凄まじい盛り上がりに。
世界各国の大型フェスに出演して鍛え上げられたライブは、初見のお客さんも問答無用で巻き込んでしまうほどのパワーがある。
「いつも胸張って帰れる場所が名古屋だから嬉しいよ」と伝え、最後は「Final Destination」でバンドと観客の熱がぶつかり合う壮絶な空間を作りあげ、次のバンドへバトンを繋いだ。
地元バンドの熱演の後にトリを務めたのはロックンロールバンド・THE BAWDIES。1曲目は思わず体が動くご機嫌なナンバー「JUST BE COOL」。観客が両手を挙げたり歌詞のワンフレーズを大合唱したりと、たった1曲で会場を自分たちの世界観に引き込む。
一転してミディアムナンバーの「LEMONADE」ではグッドメロディーが会場を包みこみ、観客はROYのハスキーボイスを聴き入った。THE BAWDIESのライブはメンバーが音楽を心から楽しんでプレイしていることが観客に伝わり、フロアには終始笑顔が溢れているのが印象的だった。最後はメンバーと観客全員でワッショイのかけ声でイベントをハッピーに締めくくった。
今回のツアーは5月末の東京公演へと続く。また、東名阪のツアーの模様は7月24日にスペースシャワーTVで「モンスターロックLIVE SPECIAL」としてオンエアされる。
(取材・文=菊池嘉人(ぴあ)/撮影=浜野カズシ)