九州出身のスリーピースバンド・ミサンガ、認知症の祖母へ贈るラブソングに集まる注目
九州出身のスリーピースバンド・ミサンガのメジャーデビューシングル「はじめまして、ばぁちゃん。」が、注目を浴びている。
この曲は「はじめまして、ばぁちゃん。」は、メンバーの高尾和行(Gt.&Cho.)が、自身の祖母へ贈ったラブソングである。
早くに夫を亡くし、65歳まで働いた祖母は、少しずつ認知症の症状が出るようになった。5年ぶりに高尾さんが祖母のもとへ出掛け、「久しぶり」と声を掛けると、「どうもこれは初めまして。」と、よそよそしい表情だった。
“自分のことを覚えていなくても、僕のばぁちゃん。”そんな思いを込め、米寿祝いの手紙代わりに曲を作った。
ジャケット写真は、自身もおばぁちゃんっ子であるという、麒麟の川島明が担当。実際にこの曲を聴きオファーを快諾した。
既に各所で話題を呼んでいるこの楽曲だが、12日NHKテレビ「おはよう日本」で特集が組まれ、改めてこの楽曲に込められた温かい思いへの共感の声がSNSを中心に広がっている。
メジャーデビューをきっかけに楽曲の特設ページが設けられ、多くの共感の声が掲載されている。
また、全国から集まった“ばぁちゃん”の写真や孫たちのメッセージで編集されたMVも公開された。
結成から今年で12年目、今の目標は紅白歌合戦出場だという。より多くの人に、孫から祖母へのラブソングが届く日はそう遠くないかもしれない。
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