坂本龍一が監督を努める東北ユースオケ、来春公演の「第九」で合唱参加者を被災各地から募集
坂本龍一が代表・監督を務める東北ユースオーケストラが来年3月の定期演奏会で「第九」こと、ベートーヴェン交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」を演奏。同公演の合唱参加者を311以降の日本の被災各地から募集する。
東北ユースオーケストラは2011年の東日本大震災直後、音楽家の坂本龍一の呼びかけによる、被災した学校の楽器の点検・修理のプロジェクトから誕生。311を体験した岩手県・宮城県・福島県出身の小学4年生から大学生、総勢100名を超える混成オーケストラで2016年から毎年3月に定期演奏会を開催。各県の被災地を中心に有志演奏会も行っている。
2020年3月に東京と福島で開催される定期演奏会は5回目の節目ということもあり、311以降も日本各地で生じた大きな自然災害を受けた各地をつなぐ企画をできないかと検討。坂本龍一から東北ユースオーケストラと全国の被災地にお住まいの方とでベートーヴェンの交響曲第9番を演奏したらどうだろうという提案があり、今回の合唱参加者募集が決まった。
応募にあたっては311以降の日本の被災各地に住んでいた、もしくは現住の方を対象に約120人を募集する。応募受付は本日より10月15日まで所定のメールフォームおよび、ファックス等にて受け付ける。詳細は東北ユースオーケストラのオフィシャルサイトを参照のこと。