T-BOLAN、7/10の中野サンプラザ公演で新曲初披露&新曲をライブ会場限定発売
7月10日に東京・中野サンプラザで行われる「T-BOLAN 30h Anniversary LIVE『the Best』〜励〜」で、新曲が初披露される。
新曲(タイトル未定)は、メンバーがライブのテーマにも据えた「励」がテーマの作品になるという。7月10日以前に、T-BOLANのオフィシャルサイトやテレビ、ラジオ等のメディアでの新曲の公開を予定しておらず、ライブ会場でまさに本邦初公開となる。
さらにその新曲は、中野サンプラザのライブ当日のみ会場限定で発売されることも決定している。
そんな、7月10日のインディーズデビュー30周年を記念したライブ「T-BOLAN 30th Anniversary LIVE『the Best』〜励〜」が、本番まで2か月弱に迫ってきた。
昨年はバンド史上初となるアコースティック形式のライブを行ったが、アニバーサリーイヤーにふさわしい今年、T-BOLANらしさ全開のバンド形式を予定。ヒット曲をふんだんに盛り込んだセットリストになる。
ヴォーカル森友は「これまでの俺たちのスタイル、いい感触だったものを、全部詰め込んだような形になればいい。『T-BOLAN』ってこういうバンドなんだというライブになれば。30年たったというよりは、初心に帰ってもう1回スタート、という気持ち」と話す。
16年の大みそかのカウントダウンライブ(豊洲PIT)で、14年4月26日以来、2年8か月ぶりにバンドを再々結成した。15年3月にくも膜下出血で倒れ、リハビリ中のベース・上野博文への激励を込めた一夜限りのステージだったが、森友は、アンコールの中で継続的な活動を宣言してしまった。
「本番よりも本番の日のリハーサル、『Heart of Gold』を弾く上野の姿に感動してしまった。曲がまた新しくなった。歌詞の内容がそのまま上野にも響いたし、それを弾いているあいつを見て力をもらった。あいつが頑張っている姿がメンバーの力にもなる。誰かが一方的に何かを与えているわけではない。関係性にはいつも相互性がある」。
今回のライブはその延長線上にあるものだ。「メンバー同士が励まし合う思いから全てが始まった。だから、励ます力じゃなく、“励まし合う力”をテーマにしたいんだ」とサブタイトルに込めた意味を語った。
当日は、会場でしか購入できない、その思い「励」をテーマとした新曲を初披露する。現在、楽曲制作の途中。森友は「まだ思いを充電している所。(周囲に)早く、早くと言われているんだけど(笑)、出す時は一気に出せるかな。まだ熟していない。曲って、何も食べていないのに出るものではない。いろいろな物が入ってきた中で、ある瞬間に出て来るものだから。上野と電話で話をしたり、メンバーとのコミュニケーションの実感も、曲に反映できたらいいと思う」と明かす。
上野も現在の状況について、奇跡的な回復を実感する。「(1分、1秒でも長く)あいつ、立っていたいみたいなんだよ。『My life is My way』を弾きたいみたい。アップテンポはまだ難しいけど、『My life is My way』ばかりやっている。この曲はまずスポットライトがベースに当たるから、目立ちたいんだと思う。あいつの今の目標は、全曲ステージに立ちたいということ。そこに向かっているんだ」。
「エンターテインメントとして、ベースとして1曲しか弾けないなら成立しないじゃんっていう。ちゃんと弾けなかったら、プロとしてどうなんだっていう。『でも、そこじゃないだろ!』っていう。上野がメンバーとしてT-BOLANにいる力。立っているだけで十分。そこから何歩進めるか。ゴールも大事だけど、一歩一歩進む進化が大事」。堅い絆に結ばれた4人が、最高のパォーマンスを約束した。
インディーズデビューの記念日当日の7月22日には、東京・渋谷eggmanでライブイベント「Tears Summit 2018〜約束の場所〜」を開催する。
「インディーズデビューしたメモリアルな日。アマチュアの日に、最後にやったライブがeggmanだった。思い出の場所というか、T-BOLANにとって忘れられない箱。メモリアルなイベントにできたらいいと思います」。