さだまさし、ニューアルバムでナオト・インティライミとコラボ
今月12日よりデビュー45周年全国ツアーを地元・長崎からスタートし、アニバーサリー・イヤー同数の”45”作目となるオリジナル・アルバム「Reborn 〜生まれたてのさだまさし〜」を7月4日にリリースすることを発表したばかりのさだまさし。
常に新しく、常に面白く、常に未知のものでありたいと思って歌ってきて、45周年の今年”生まれたてのさだまさし”という挑戦をしたい、と本人がコメントする今作は現在ツアーと併行して絶賛制作中となるが、この日のレコーディングで親交の厚いナオト・インティライミとのコラボレーションが実現した。
コラボレーションの1曲は「きみのとなりに」で、この曲は2012年夏にふとしたきっかけで仲良くなったナオト・インティライミを誘って、同年10月に「震災後の町おこしの為に頑張っている地元のアマチュア音楽家達を応援する」という趣旨のNHKの震災支援番組で岩手県大船渡市を訪れた際、震災と大津波の被害の大きさとその凄惨な現場に声を失い、音楽家に一体何が出来るのかという喪失感と絶望感に襲われていた中で「今でしか書けない曲があると思う。今の思いを歌に刻もう。」と、二人して深夜から朝までかかって書いた曲。
その日の朝、ほとんど寝ないまま大船渡リアスホールの「岩手県高等学校総合文化祭」の総合開会式で高校生達に贈る形で初演し、以後なかなかきちんと形に出来るチャンスがなかった幻の曲だが、ようやく作品として収めることが叶ったもの。
もう1曲は「パスワード シンドローム」という完全なる新曲で、二人の何気ない雑談から始まり、やりとりをしながら一緒に作った楽曲。パソコンが生活の一部になり、今やスマートホンが生活の軸となってしまった現代社会を痛切に描いた、世代を超えたメッセージソングになっている。
「きみのとなりに」「パスワード シンドローム」の作詞作曲クレジットは”ナオト・マサシ・インティライミ”で、サウンド・プロデュースはナオト・インティライミが担当。アニバーサリー・オリジナル作品「Reborn 〜生まれたてのさだまさし〜」を構成する2曲として収録されていく。