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あら恋、約3年半ぶりのオリジナルアルバムを11/6リリース

アーティスト

あらかじめ決められた恋人たちへが、約3年半ぶりのオリジナル・アルバムを11月6日にリリースする。

歌ものなし、ゲストなしで構成されたパーフェクティブ(=完全な)・インスト・アルバムで、タイトルは「沈黙」や「無音」を意味する「……」(リーダーと読む)と名付けられた。

シネマティックな音像、ダブを基調とする多彩なビート、そして鍵盤ハーモニカを主体としたメロウな旋律。デビュー作「釘」から池永正二=あら恋が追求してきた要素を、現メンバー7名で改めて構築。さらに、60年代〜70年代のプログレッシブでサイケデリックなテイストも加わっているのが本作の特徴である。

アルバムは、起承転結を意識した4部構成全8曲。幅のある音像を具現化するバンドとしての一体感、完成度も大きな聴きどころとなっている。

本作からストリーミング・サービスでの配信が解禁されるが、その中で敢えてコンセプチュアルな要素を高めた本作は、どのような聴き方でも楽しめる強度を有した作品だ。

池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)コメント
この3年半の間に世界はどうやら本格的に良くない方向へ、「なんとかなるでしょ」が「なんともならなく」なり、違った意見を笑いあえる余裕もなく、なんだか窮屈な世の中になってきた。これはそんな社会に対しての音楽、というわけでもなく……の「……」(3点リーダ)の部分、言葉が詰まり、次の言葉が生まれるまでの揺れている部分にこそ表現したい音楽があるのではないか。伝えたい事としてまとまらない、一言でまとめてしまうと嘘になってしまいそうな、言葉以前の感情を、言葉を持たぬインストバンドならではの音楽で今に焼き付けた4部構成60分のアルバムです。
音楽はアルバムがあまり聴かれなくなり単曲が主流になってきた。けど、小説も映画も、短編より長編に作家性が有り重要視される傾向にある。だったら、60分かけてしっかり聴けるような、物語があり作家性の強い作品を作りたいと思った。あら恋にしかできない、あら恋らしい作品。でも、それがなんなのか分からない……分からないなら作り始めるしかない(分かってそれを目指して作り上げる類のものでもない)。鳴らしては要らないものを無くし、録音して足し、増幅し、また失くす。興味のないものを足し思いの外ハマったり、曲の芯とまで思っていた絶対的に必要な音
が最終的にいらなかったり。メンバーと話して発見があり、録音して広がり、方向性がグッと変わったり。感覚が以前と比べ随分変わった事に気付く。多幸感の要素が減った。今の世の中には似合わない。危機感と希望、信頼と不信、感動しながら諦めたり、歪んでるから美しかったり、等……いろんなものの間を行き来しながら音を紡ぐ。つまりは日々のこと。日々の「……」を音楽に焼き付けていく。結果、今の時代のあら恋らしい新しい作品になりました。
是非「……」聴いて下さい。最高のものができました。あら恋、ニューフェーズです。

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