GOMES THE HITMAN結成25周年、2000年代のアルバム3作品に未発表音源を加えたリイシュー盤を7月にリリース
1993年の結成から今年で25周年を迎えるバンド、GOMES THE HITMAN。1999年のメジャーデビュー後、ネオアコ・ギターポップの文脈から飛躍を遂げた2000年代にリリースしたフルアルバム3作品に、発売当時レコード店等での購入特典として配布されたデモCDR、未発表音源などのレアトラックを加えて、3枚組のボックス仕様でのリイシュー盤を7月25日に発売することが決定した。
一旦メジャーレーベルを離れた後に制作された2002年の「mono」は長く入手困難盤として値段が高騰、再発が望まれていた。今年で発売から15年となる2003年作品「omni」は再びメジャー流通に戻って弦やホーンセクション等アレンジ的にも意欲作となる。
2005年に発表された現時点での最新オリジナルアルバム「ripple」は研ぎ澄まされた言葉とメロディ、そのストイックな佇まいのまま「手と手、影と影」のCM使用やアニメ作品とのタイアップ等もあってロングセラーを記録する作品となった。
バンドはその後活動を休止、全作品の作詞作曲を手がける山田稔明はシンガーソングライターとしてソロ作のリリース、作家として書籍の執筆等多岐にわたる活動を重ね、メンバー全員もそれぞれのバンドやサポート等で活動。
2014年、7年の眠りから覚めてGOMES THE HITMANは定期的なライブ活動を再開、結成25周年イヤーの今年夏には過去の未発表音源を新録音した13年ぶりのCD「SONG LIMBO」のリリースを予定。メジャーデビューから20年となる来年2019年には最新オリジナルアルバムの発表を宣言している。
90年代や渋谷系サウンドの再評価、山田稔明の活動からGOMES THE HITMANへ対する興味を持つファンも多く、フィジカルでは入手困難となっていた作品が装いも新たに蘇る意義は大きい。バンドがキャリアのなかで最も充実していた2000年代の意欲的な作品のリイシューがこれから始まるバンドの新しい物語の副読本となる。
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