BiS1st・BiS2nd、BiSの新たな可能性を提示した熱狂の初ライブを展開
BiS1stとBiS2ndが6月2日に47都道府県ツアー「I don’t know what will happen TOUR」の石川公演を金沢AZにて開催し、昼公演にBiS2ndが、夜公演にBiS1stがそれぞれの個性をぶつけ合った熱狂のライブを展開した。
以下ライブレポート。
晴天の金沢には、伝説になるであろう、BiS新時代の幕開けを体感するために多くの研究員が集結した。
開演に先駆け、事務所の代表:渡辺淳之介が「バージンです。悔いがないよう楽しんでください!」と、新体制に移行するBiSの記念すべき日の前説を行った。
開演を待ちわび、ざわつく会場が突然暗転し”BiS2nd”が登場する。新体制での記念すべきライブは「gives」で幕を開けた。
ライブスタートから会場の視線を集める新メンバー YUiNA EMPiRE、ムロパナコ、ミュークラブはBiS初ライブとは思えない堂々たるパフォーマンスを早速披露し、”BiS”独特のエモい空気感を会場に充満せさせていく。
既存メンバー ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタールは、クールでキレのあるパフォーマンスでライブを引っ張り、新メンバーもそれに呼応するように感情のこもったパフォーマンスで対応し、ロックに、そしてポップにステージを縦横無尽に駆け回る。
BiS2nd初となる自己紹介では、新メンバーの担当も発表され、「Welcome to the wonderland!BiSの“不思議の国”担当ミュークラブです」「パルプンテ!”そして でんせつが はじまった”担当ムロパナコです!」「今日も夢をいただきます!BiSの”バク”担当YUiNA EMPiREです!」とマイクパフォーマンスを行った。
その後も、6人体制となり、新たな歌割りで再構築され、新たな表情を見せる楽曲に研究員も刺激され、情熱的なライブを繰り広げる。
ペリが「今日は私たちの始まりの日です。一瞬一瞬を見逃さないでください。」と話したようにBiS2ndメンバー自身も”始まりの日”を噛みしめるようにライブの終了まで駆け抜けていった。
アンコールでのMCでミュークラブは、「自分を変えたくてオーディションに参加しました。一度はオーディションに落ちたけど、BiSの曲で、パフォーマンスで、そして、パプリカという曲のおかげで、自分の道を切り開けて合格できました。今後何があっても自分で道を切り開いていくので見ていてください。私は甘くも苦くもなけいけど、もっと大胆になって、未来のBiSにいます!」と話し、続くムロパナコが「私はMCを考えていなんですけど」と話し始めると、らしさ全開のMCに会場から笑いが起こる。
その雰囲気の中「(研究員のみなさんが)5月31日までの5人のBiSが最強と思っていると思います。それをぶち壊したいです!私は伝説を作ります。“そして でんせつが はじまった”担当のムロパナコです。」と力強く話した。
そして、YUiNA EMPiREが「BiS新メンバーのYUiNA EMPiREです。私は今日をずっと楽しみにしてきました。BiSのメンバー“さん”たちと・・」とMCをすると、メンバーから「“さん”をつけないで。」とツッコミが入る和やかな雰囲気の中、続けて、「1年後には、BiSを引っ張っていく存在になりたいです。これからカッコよく変わっていく私を見ていてください。」と、新メンバーの胸にある熱い想いを吐露すると、ムロが涙ながらに歌うなど、さらに感情を剥き出しにパフォーマンスでライブを締めた。
また、7月4日にリリースする新曲「Don’t miss it!!」の初披露も行い、まさに結成から現在に至るまでに積み上げられてきた”BiS”の魂を受け継いだようなBiS2ndの初ライブは終了した。
同日の夜に行ったBiS1stの初ライブは、BiS2ndと同じセットリストで進行していった。
今日を迎えるまでに紆余曲折があり、4人体制となったBiS1stは、6人のBiS2ndと比較すると歌割りなどの各メンバーの担当が増えるためBiS1stメンバーの個性を押し出すようなパフォーマンスで研究員を魅了する。
新メンバー ネル・ネールの世界観溢れる歌声、トリアエズ・ハナの心の叫びのような情熱的なボーカルの上に、既存メンバーであるパン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラが表情豊かで安定感のあるパフォーマンスが加わり、4人の個性がステージ上でぶつかり合い、今までのBiSにありそうでなかった新たな化学反応を起こしていった。
BiS1st新メンバーは「一杯目もトリアエズ・ハナ!とりあえず一丁入りました。BiSの”カンパイ”担当トリアエズ・ハナです。さーの、カンパーイ!」、「ネルネルネールネネルネルネー!BiSの“ダイナマイト”担当ネル・ネールです!」と初の自己紹介を行った。
その後も、時に攻撃的に、時には崩れてしまいそうな危うささえも個性へと昇華させ、BiS1stが生み出す爆発力に、BiSの新たな可能性を感じさせるライブを展開させていく。
「私たちがBiS1stです!もっともっと暴れまくるぞ!!」とパンが発する魂の叫びを響かせつつ、ライブのフィナーレへと疾走する。
アンコールでネルは、「今日に至るまでに心が折れそうになったこともあったけど、たくさんの人に支えられて頑張ろうと思いました。私は他の人よりも不器用で、要領がわるかったりで歩みがおそいかもしれませんが、一歩一歩進んでいくので見守って頂ければ嬉しいです。」と語り、続くハナは「私は歌を歌うことを諦めちゃったことがあって、」と涙ながら語りつつも、「私のBiSとしての目標は歌姫になりことです。そして、ワールドツアーをすることが私の夢なので、最終的には世界の歌姫になりたいです!」と自分の野望を高らかに叫んだ。
新時代の幕開けを感じさせる、BiS1stの4つの強烈な個性がインパクトを残した初ライブは幕を閉じた。
BiS1stとBiS2ndの初ライブは、間違いなく“BiS”であり、そして、光り輝く未来を感じさせるものになった。
ぜひ一度、BiS1st、BiS2ndのライブを生で体感してもらいたい。
写真:sotobayashi kenta
6月1日「I don’t know what will happen TOUR」@石川・金沢AZ セットリスト
※BiS1st/BiS2nd同一セットリスト
1.gives
2.Fly
3.CHANGE the WORLD
4.twisted grumge
5.Huma after all
6.NOT SPECIAL
7.明日が来るなら
8.Happy Birthday
9.ぎぶみあちょこれいと
10.Never Starting song
11.SAY YES
12.Did Not
13.ロミオの心臓
14.ミステリアスホール
15.NOT the END
16.SOCiALiSM
17.I can’t say NO!!!!!!!
18.WHOLE LOTTA LOVE
EN1.BiSBiS
EN2.Don’t miss it!!
EN3.パプリカ