androp・私立恵比寿中学・BiSH、日本赤十字社「LOVE in Action Meeting(LIVE)」に登場
6月12日に東京国際フォーラム ホール Cで開催された「LOVE in Action Meeting(LIVE)」にandrop、私立恵比寿中学、BiSHが登場した。
本ライブイベントは、日本赤十字社が2009年10月より開始している献血推進プロジェクト「LOVE in Action」の一環として、若年層に献 血を呼びかけるライブイベントで、世界献血者デー(6月14日)を前に開催された。
今回で9回目となる本ライブイベントには、平成30年「はたちの献血」キャンペーンソングを提供したandrop、日本人アーティスト史上デビュー最速でアリーナ単独公演を行った私立恵比寿中学、楽器を持たないパンクバンドとして活躍中のBiSHが出演。また、昨年に引き続き、第11回日本高校ダンス部選手権新人戦LOVE in Action特別賞を受賞した高校生もパフォーマンスを披露した。さらに、「LOVE in Action Meeting(LIVE)」で、2015年まで司会を務めた小林麻耶が約3年ぶりに司会として登場。主旨に賛同した豪華アーティストのパフォーマンスとメッセージで、会場の東京国際フォーラムに集まった1,242人の来場者は献血の大切さについて考える一夜となった。
以下ライブレポート。
冒頭、LOVE in Actionプロジェクトリーダーの“レモンさん”こと山本シュウ、小林麻耶が大歓声のなか、客席から登場。集まった観客とハイタッチを交わした小林は、3年ぶりとなる司会に「ありがとう!私たちは世界に LOVE in Action を伝えています!皆さんも献血について、ぜひ考える一夜にしましょう!」と意気込みを語り、イベントがスタートした。
ライブのトップを飾ったのは、今回が「LOVE in Action Meeting(LIVE)」の初出演となったandrop。メンバーが登場すると会場から手拍子が沸き起こり、会場全体がライブの開始を待ちきれない様子。大きな歓声のなか、人気曲「Yeah!Yeah!Yeah!」を含む5曲を披露した。最後に披露された日本赤十字社の「はたちの献血」キャンペーンソング「Ao」の演奏が始まる前にはボーカル&ギターの内澤が「僕らの行動で救える命がある。この曲は、そんな献 血のつながりを歌った曲です。最後に一緒につながりませんか。」と観客へ呼びかけると、観客も手を上げて応え会場を熱気に包みこんだ。
andropの演奏が終わると、昨年から始まった新たな取組みとして、第11回日本高校ダンス部選手権新人戦LOVEinAction特別賞を受賞した大同大学大同高等学校、神戸大学附属中等教育学校、山村国際高等学校の3校 が気合い溢れる情熱的なダンスパフォーマンスを披露した。
その後、MCの“レモンさん”こと山本シュウ、小林麻耶による献血の基礎知識を学ぶ、献血クイズが行われた。クイズ内容は、若者にもっと献血に協力してほしいことを踏まえ、献血は16歳から行えること。その他、日本では年間約100万人、1日平均約3,000人が輸血を受けていること、30秒に1人が輸血を必要としていること、血液は人工的には造れないこと、輸血用血液製剤には有効期間があり、安定供給の為には、皆さんの定期的な献血への協力が必要なこと等、献血の大切さを呼びかけた。
続いて登場したのは、私立恵比寿中学。4曲目の「でかどんでん」ではメンバー全員で息ピッタリなダンスを披露するなど、圧巻のパフォーマンスで会場を魅せた。メンバーの安本彩花が「初めての献血は勇気がいると思う。そして、心も体も元気で健康でなくてはいけないと思います。もし、心が折れそうなときは私たちのパフォーマンスを見て元気になってください!」と熱いメッセージを送ると、会場内を盛り上げていた。
その後、2011年、高校2年の秋に急性リンパ性白血病と診断され、受血者の友寄蓮(ともよせれん)さんが登壇。闘病生活で大変だったことや、家族のつながり、献血者への感謝を語った。そして最後にはサプライズで会場に来ていた友寄さんの母親が登壇。面と向かって感謝を言ったことないという友寄さんが「今でも心が折れそうになったときは、お母さんの子と思うだけで頑張れます。闘病中はひどい言葉をかけたこともあったけど、生まれてきてよかったし、お母さんも生まれてきてくれてありがとう。」と母親への言葉に、会場に集まった観客から拍手が送られた。
友寄蓮(ともよせれん)さんトークインタビュー後、トリを務めたのは、楽器をもたないパンクバンドとして人気のBiSH。メンバーが「今日はandrop、エビ中、そして観客のあなたたちで素敵な夜にしましょう!」と会場を煽ると、会場のボルテージは最高潮に。ライブが終わり、メンバーのセントチヒロ・チッチは「普段、献血について 深く触れることがなかったので、今日は改めて知ることができました。みなさんこの機会に献血に行きましょう!」と献血への参加を呼びかけた。
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