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サザン 40周年イヤーをライブでキックオフ、NHKホール&全国131館のライブビューイング会場にて約8万人が熱狂

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サザンオールスターズ「ちょっとエッチなラララのおじさん」Photo岸田哲平

6月25日に、ついにデビュー40周年を迎えたサザンオールスターズが、約3年ぶりに、表舞台に姿を現した。

数々の歌手が数々の名曲を唄い紡いできた東京・NHKホール。サザンが、デビュー40周年という記念すべき日を迎える場として選んだのは、そのNHKホールであった。意外にも、サザンのNHKホールでの単独公演は史上初のことだという。特に近年では、アリーナやドームでの公演がほとんど。ただでさえ珍しいホール公演、しかも40周年記念日という特別な意味を持つライブという、メモリアル、かつプレミアムなライブによってサザンの40周年イヤーが華々しくキックオフしたのであった。

幸運にも同公演のチケットを手に入れNHKホールに集まったファンは、各日3600人の2日間計で7200人。さらに26日は、現地には行けずとも、いっしょに40周年をお祝いしたいと、131もの映画館でライブビューイングに参加したなんと70,000を超えるファンが全国からNHKホールへ声援を送った。

久々に目の前に現れるサザンを心待ちにし、開演前からテンションは最高潮に達する中、耳馴染みのある女性の声でアナウンスが流れる。なんと、前説のナレーションは有働由美子アナウンサー。「桑田さんとは昨年の大晦日以来でございます。それでは、皆さん、改めまして、ご紹介させていただきます!サザンオールスターーズ!!!」というアナウンスに煽られ、メンバーがステージに登場すると、会場は興奮の渦に包まれた。

40周年記念日のキックオフライブということで、この日のステージは、40周年の歴史を凝縮し、サザンの栄光の軌跡を一気に辿るかのような内容、アンコールを含め25曲を披露した。冒頭は、1stアルバム「熱い胸騒ぎ」に収録、デビュー前からレパートリーだったという「茅ヶ崎に背を向けて」「女呼んでブギ」からスタート。「茅ヶ崎に背を向けて」の終盤では“おかげ様で40年”“いつもいつもありがとう”と、メンバーからファンのみなさんへの感謝の気持ちを替え歌にし、その文言がビジョンに映し出されると、すでに1曲目から感極まる人たちも多かった。

その後も、「いとしのエリー」「愛の言霊(ことだま)〜Spiritual Message〜」「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜」「東京VICTORY」「HOTEL PACIFIC」などの新旧の大ヒット曲をふんだんに演奏。また今回ライブ初演奏となる、現在2週連続で配信チャート1位を記録中の新曲「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」が始まると、ひときわ大きな歓声が巻き起こる。40周年を迎えた今もなお現在進行形で絶好調の姿は、他の追随を許さない唯一無二のロックバンドであることを見せつけるものだった。

その後アンコールでも「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」「ロックンロール・スーパーマン〜Rock’n Roll Superman〜」など人気曲を連発した後、最後はデビュー曲「勝手にシンドバッド」で締めるという、あっという間の2時間半、奇跡のライブとなった。メンバーは口々に「今までありがとう。これからもがんばります!」と語り、今後も大いに日本中を楽しませてくれそうな、“まだまだ元気なサザンオールスターズ”を実感させるライブであった。

また、7月7日に正午12:00から22:54まで日本テレビにて放送される音楽特番「THE MUSIC DAY 伝えたい歌」にサザンオールスターズとして出演が決定。サザン40周年イヤーとして初のテレビ出演となるこちらも要注目だ。