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ジャンプ創刊50周年記念「JUMP MUSIC FESTA」横アリ2days開催、欅坂46も登場

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「JUMP MUSIC FESTA」

7月7日、神奈川・横浜アリーナにて開幕した2日間のスペシャルイベント「JUMP MUSIC FESTA」(ジャンプミュージックフェスタ)。2日目となる8日は、欅坂46、Little Glee Monster、家入レオ、GRANRODEO、Thinking Dogs、SPYAIR、FLOWが出演。さらに特別ゲストとして、「ONE PIECE」主題歌「ウィーアー!」のヒットにより絶大な人気を誇るきただにひろしと、RADIO FISHが、7日に続いて登場した。

「JUMP MUSIC FESTA」は、集英社が『週刊少年ジャンプ』の創刊50周年を記念して行うもの。コンセプトは、「『音』でつくる『週刊少年ジャンプ50周年記念特別号』」。ジャンプにゆかりのあるアーティストたちが、ジャンプにゆかりのある楽曲とジャンプ作品にインスパイアされた楽曲でセットリストを構成し、音でマンガを表現する。

MCは「特捜警察ジャンポリス』に出演しているオリエンタルラジオと、幼少の頃からジャンプを愛読してきたことで知られる生駒里奈。イベントでは初めに、オリラジの中田敦彦、藤森慎吾が「遂に始まりましたよ~!」とステージに登場。ベレー帽&チェックのパンツをコーディネートしたキュートな姿で登場した元乃木坂46、AKB48メンバーの生駒は「横浜アリーナの男子~!女子~!盛り上がっていきましょうね~!」と、初日に続き盛り上げた。

ちなみに中田が、初日の感想として「 (大ファンのサカナクションに興奮し過ぎて) 生駒ちゃんの前で奇声を発したのは初めて」と述べると、生駒さんは「ひと言でいうとドン引きでした」とツッコミ。一方の藤森さんは「僕はいろいろとコスプレさせていただきました。意外と評判が良かったんですよ」と楽しんだ様子だった。

そして、「今日も昨日に負けないくらいの豪華ゲストが待っているんですよ!」と煽る中田。生駒も「今日もたまらんですよ。今日も(前日に続いて)泣くと思います」と期待に胸を膨らませた。

2日目のトップバッター、女性ボーカルグループのLittle Glee Monsterは、「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」オープニング曲「OVER」からスタート。2曲目の「SAY!!!」では「Say!」「Yeah!」のコール&レスポンスを繰り広げ、観客はタオル回しで会場のテンションを高めていった。

また、アカペラメドレーでは透き通ったハーモニー、力強い歌声を披露。マイケル・ジャクソンの「スリラー」などを入れたマッシュアップで魅了した。

MCタイムには、「ジャンプ50周年ってすごいよね!」と熱っぽくコメント。MAYUは「私たちが『僕のヒーローアカデミア』の歌を歌ってたの知ってた?『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の歌を歌ってたのも知ってた?」と、興奮気味に畳み掛けた。

2番手は、KISHOWさん(谷山紀章)とe-ZUKAさん(飯塚昌明)の2人で構成されるユニット、GRANRODEO。「ヘイ!横アリ~!」と会場に呼びかけると、力いっぱい「黒子のバスケ」のオープニング曲「The Other self」でスタート。

「Punky Funky Love」「メモリーズ」「Can Do」と「黒子のバスケ」尽くしのセットリストで盛り上げ、KISHOWさんは「ハートは熱く、頭はクールに頼むぜ!」と名台詞を決めて会場を沸かせた。

3番手、ロックバンドのThinking Dogsは、「自分たちを知ってもらえれば」と、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の初代オープニング曲である、JUDY AND MARYの大ヒット曲「そばかす」を熱唱。ノリノリの観客は「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」の大合唱で、会場全体からハンズクラップが鳴り響いた。

続けて、新曲ラブソング「言えなかったこと」をしっとりと披露。こちらは主演を山田裕貴、ヒロインを乃木坂46の齋藤飛鳥が務める秋の新作映画『あの頃、君を追いかけた』の主題歌だ。

4番手は、初日にも氣志團と共にアニメ「ONE PIECE」の主題歌「ウィーキャン!」を歌ったきただにひろし。2日目は「みんな、ONE PIECE は好きか~!?」と客席に問い掛け、「ONE PIECE」の初代オープニングテーマ「ウィーアー!」と「ウィーゴー!」で、高音の美声を轟かせた。「こんな大きなところで『ウィーアー!』『ウィーゴー!』を歌えてよかった。僕の人生を変えた2曲です」ときただに。

続いて、初日にも会場を熱狂させたRADIO FISHが登場した。こちらはMCでもあるオリエンタルラジオを中心に結成されたダンス&ボーカルユニット。「ULTRA TIGER」「NEWGOD」「PERFECT HUMAN」などを披露した。

中田の高速ダンスや、ダンサーの頭上で運ばれていくシーンはジャンプファンたちにも大受け。ヒット曲 「PERFECTHUMAN」では大歓声が巻き起こった。さらにRADIO FISHは、クリスタルキングの「愛をとりもどせ!!」(アニメ「北斗の拳」オープニング曲)カバーバージョンも披露。

パフォーマンス終了後に「ライブをやってみてどうですか?」と聞かれると、中田は「さいっこ~!!とにかく楽しい」とニンマリ笑った。ちなみに「観客のみんなは、うっとりとした目で笑ってた」そうだ。

6番手は家入レオ。月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」主題歌に決定している新曲「もし君を許せたら」で切ないメロディを披露した際は、「人の葛藤する姿が美しいんじゃないかと思って作りました」とコメント。

さらに「ドラゴンボール改」エンディング曲の「純情」や、「トリコ」エンディング曲の「サブリナ」などを披露。「サブリナ」では、観客が総立ちになり、会場は輝くペンライトで埋め尽くされた。

7番手、4人組ロックバンドのSPYAIRは、「銀魂 銀ノ魂篇」オープニング曲の「I Wanna Be…」や、「銀魂」オープニング曲の「サクラミツツキ」、エンディング曲「サムライハート(Some Like It Hot!!)」などを披露。「ハイキュー!!」主題歌の「イマジネーション」が始まると、観客のペンライトが一斉にリズムを取り始め、「タオルを回せ回せ回せ~」の合図で、会場全体が大きく躍動した。

その後のMCタイムには、「ハイキュー!!」好きとしてタレントの足立梨花も登場。生駒は「梨花さんは、ハイキューのことになったらうるさいんですよ(笑)。でも、梨花さんは大先輩なのにこうやってフランクに話せるのはジャンプのおかげ」と、友情を育むきっかけとなった週刊少年ジャンプに対して感謝していた。

ひと際大きな声援で迎えられたのは、欅坂46だ。昨年大みそかのNHK紅白歌合戦以来、約半年ぶりに昨日のTV番組に出演し、ニュースになった平手友梨奈も登場。フロントのビジョンに平手が映ると、「うぉ~!!」と会場からは割れんばかりの歓声が起こった。

そして「Overture」からスタート。デビュー曲「サイレントマジョリティー」をはじめ、「風に吹かれても」「ガラスを割れ」などで一糸乱れぬパフォーマンスを披露すると、多くの観客が息を飲んだ。

トリを務めたFLOWは、映画『ドラゴンボールZ 神と神』の主題歌としてカバーした、ロックテイストの「CHA-LA HEAD CHA-LA」や挿入歌「HERO ~希望の歌~」を、ドラゴンボールの迫力ある映像と共に披露。

その後、「FLOWの15年の節目節目にナルトがいました。勝手にナルトは戦友だと思っている」と、感謝の気持ちを込めて「NARUTO-ナルト-」のオープニングテーマ「Re:member」や「Sign」、名曲「GO!!!」を演奏。新曲「Break it down」も披露するなど、豪華なセットリストとなった。

また、会場の大型ビジョンには、度々「ONE PIECE」のモンキー・D・ルフィ(CV:田中真弓)や「僕のヒーローアカデミア」の緑谷出久(CV: 山下大輝)を始めとした、多くの人気キャラクターたちが登場。キャラクターによる大喜利などのユニークな企画でも、会場のジャンプファンは大いに楽しみ、MCの生駒に至っては冒頭の予告通り、感動で涙を流す場面もあった。

Text by 平井あゆみ