和楽器バンド、新作歌舞伎「NARUTO-ナルト-」のエンディングテーマを書き下ろし
今年8月に東京・新橋演舞場にて上演される新作歌舞伎「NARUTO-ナルト-」のエンディングテーマに、和楽器バンドの新曲が起用されることが決定した。
すでに和楽器バンドが楽曲提供することは公表されていたものの、より深い融合をめざし、新曲「光の中で」を書き下すことを発表。これは、和楽器バンドと「NARUTO-ナルト-」の共作ともいえる新たなチャレンジとなる。
1999年より『週刊少年ジャンプ』で連載が開始された「NARUTO-ナルト-」は、落ちこぼれ忍者の“うずまきナルト”が忍術修行や敵との戦い、そしてライバルの“うちはサスケ”との友情を通し成長し、忍者の里のトップ「火影(ほかげ)」を目指す物語。様々な伝承などに材を得た独自の世界観で、日本のみならず海外にもファンが多く、国内ではシリーズ累計1億4000万部、また40以上の国と地域で流通し、海外でのコミックス累計発行部数は9500万部以上を誇る。
本作では、歌舞伎俳優の坂東巳之助と中村隼人がそれぞれ、メインキャラクターである、うずまきナルトとうちはサスケを主演で演じる。
鈴華ゆう子(Vo)コメント
歌舞伎とのコラボレーションはとてもやりたかったことでしたので、この度お声がけいただき大変光栄です。和楽器バンドのサウンドが必要だとおっしゃっていただき、相思相愛が実現し、作品に対して私達にしか出来ないものをという事で、新曲も書きおろす形と成りました。この楽曲は最近の和楽器バンドとしては非常に明るく突き抜けたナンバーに仕上がっていると思います。
今回の作詞作曲はギターの町屋が手掛けており、彼自身「NARUTO」は三周以上観ていた程のファンでもあります。ストーリーのラストの展開に合わせて希望や光といったワードを詰め込まれていますが、制作段階で頭の中で非常にすらすらと言葉と音が鳴った楽曲とのことでした。今回は多重コーラスといった試みもしつつ、その分アンサンブルを今までよりも音数を減らしたり間引くことでバランスを取っています。歌舞伎×和楽器バンドで魅せる今までに見た事がない唯一無二のエンターテインメントの世界を楽しんでいただければと思います。