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ハンバート ハンバート結成20周年、新MVに又吉直樹氏が友情出演

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佐野遊穂と佐藤良成によるアコースティックデュオ・ハンバート ハンバートが結成20周年記念盤として7月25日に「FOLK 2」をリリースする。この収録曲「虎」のミュージックビデオがYouTubeにて公開された。

本作にはかねてよりハンバート ハンバートのファンであることを公言している又吉直樹氏が友情出演、ハンバート ハンバートと共にカントリーラインダンスを披露している。

MVは今回で4作目のタッグとなる広告制作プロダクション“サン・アド”のクリエイター陣が制作を担当。「虎」という曲が醸し出す不安や畏れといった感情の世界で、「観察者」として又吉氏に凝視されるハンバート ハンバートの2人。ピンクの世界の中で次第にその観察者が取り込まれてゆき、やがて3人が同じ動きを始め、観察者が当事者へと変化していく、というストーリーとなっている。

撮影は終始なごやかな雰囲気で行われたが、又吉氏は観察者としての演技や、カントリーラインダンスには初めて挑戦することとなり、撮影後に感想を語ってくれた。

「僕は苦手なことがいろいろあるんですけど、その中でも最も苦手なのがダンスと演技なんですよ。その2つをやらせていただけるという、僕にとってはちょっとこう、刺激的な(笑)。ただハンバート ハンバートさん大好きなんで、ぜひやりたいと思い、挑戦しました。」

また、「虎」は2010年に発表した楽曲を「FOLK 2」のテーマである2人きりでの演奏で再演したもの。又吉氏も発表されてからずっと聴いてきたという「虎」という楽曲についても語ってくれた。

「気持ちが分かるというか、何も思いつかずに飲んだり、もうどうしようもないっていう感情を持て余すっていうのはもう、痛いほど良くわかりますね(笑)、僕にとっては。“虎にもなれず”っていう歌詞が、苦しいっていうか、虎になってしまったらある意味社会の価値基準みたいなものモノの外に行けるんですけど、そうはならないから、その中でどう生きていくかっていう。そこが苦しいんですけど、僕はそこに愛しさを感じるというか。この後どうなっていくんやろっていうことであったり、そういうことを考えさせてくれる曲ですよね。」

なお、本日7月11日よりiTunes Storeにて「FOLK 2」のプレオーダー受付がスタート。先行で「虎」とMONGOL800のカバー曲「ちいさな恋のうた」の2曲がダウンロードできる。