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BRADIO自主企画対バンツアー完走、憧れのORIGINAL LOVEと共演

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BRADIO自主企画対バンツアー完走、憧れのORIGINAL LOVEと共演

BRADIOが“未知との遭遇”をテーマに行う対バンツアー「エイリアンサーカス」が、7月17日に恵比寿LIQUIDROOMでファイナルを迎えた。

連日の40度に迫る猛暑の中、第3回目にして、初開催となった札幌、福岡から流れてきてファイナルの東京公演を迎えた。札幌のSCOOBIE DO、福岡の鶴、どちらもBRADIOが尊敬している先輩バンド、さらにファイナルのORIGINAL LOVEは共演を夢見たと言ってもおかしくない、大先輩との対バンとなった。

ORIGINAL LOVEのメロディックでアダルトな圧巻のパフォーマンスで盛り上がった会場は、転換中にエイリアンサーカス恒例となったピエロたちの物販紹介やメンバー作のバルーンアートプレゼントが行われた。ピエロたちの嬉々とした動きに会場からは笑いや拍手が起こる。

こういった転換の幕間の時間も楽しませてくれるところや、ガーランドをはじめ会場内に施された色とりどりの装飾はまさに“サーカス”そのものだ。そんな楽しい時間を終え、観客はBRADIOの登場を心待ちにしていた。

SEと共に大歓声の中登場したBRADIO。Vo真行寺が「全員で楽しむ準備はいいかー!」と会場を煽ったところで、まず1曲目に放ったのは4月にリリースしたシングル「きらめきDancin’」。ド頭からエンジン全開で一気に観客を、BRADIOの奏でるグルーヴに巻き込んでいく。

続く「Sunday」では、曲中でORIGINAL LOVEへの感謝とリスペクトを込めて観客と「ORIGINAL LOVE!」とコール&レスポンスが入ったラップを織り交ぜる。

ライブ定番曲「オトナHIT PARADE」は、BRADIOのファン、FPP(Funky Party People)の本領発揮と言わんばかりに会場全体が綺麗に揃ったフリでBRADIOの演奏に答えている。

MCでは、過去に楽曲のコピーを何度もしていたということを明かし、憧れのORIGINAL LOVEとの共演が実現し、「これがエイリアンサーカスドリームなります!最高に嬉しいです!」と嬉しさをストレートに表現していた。ファンの間でも人気が高い「蝙蝠」では、イントロが始まると会場中から歓声が上がる。

それまでのアゲアゲモードから一変して、亮輔の重厚なベースがムーディーな空気を生み出し、朝焼けのような光の中、真行寺の歌声を会場全体が聞き入っていた。

「アルバム「YES」リリースしました!ずっと出したかった、今までよりもいろいろなものが詰まったアルバムになりました!」と7月4日にリリースされたばかりのアルバムの出来に自信をのぞかせる。

「みんなで夏を先取りしませんか!!」と「Boom!Boom!ヘブン」へ夏を詰め込んだようなラテンテイストの楽曲に、観客もおもいおもいに身体を動かして、「ブーンブーンブーンヘブン!」と大合唱。会場全体が外の暑さに負けない熱気でこの日一番の盛り上がりを見せる。

次の「Overnight Superstar」では、くるくると回るミラーボールの中、楽しそうに演奏するメンバーと、楽しそうに曲に合わせて踊る観客の笑顔が光り輝いていた。

会場のみんなと1つになりたいと恒例のダンスレッスンの後に「Back To The Funk」へ。一糸乱れぬダンスで会場全体が1つになり、続く「スパイシーマドンナ」では会場全体が一気にダンスホールへと変わっていく。BRADIOの演奏に合わせて観客のダンスが共鳴しているかのようだ。

鳴り止まないアンコールを受けて登場。「自分たちにとっても自信が持てるアルバムが出来たました!アルバムツアーもまたみんなと楽しみたいので、NHKホール遊びに来てください!」と9月から全国21都市を巡るツアーを経て、東京・NHKホールで再び最高のライブを見せてくれることを約束した。アルバムから新曲「Sexy Lover」を披露した後はいよいよお待ちかねのスペシャルセッションへ。

真行寺に呼び込まれ、ORIGINAL LOVE・田島貴男が登場すると歓声が上がる。最初の出会いは、《ファンキーとは何だ?》ということをBRADIOが先輩アーティストに聞きにいくというWEBの対談企画だったという。そして年月を経て、やっと同じステージに立つことができたという喜びで感無量のようだ。そんな憧れの大先輩から、「FFPはファンキーですね!」とお墨付きをいただく場面もあった。

最後は、全員で「接吻 -kiss-」をスペシャルセッション。2人が奏でるムーディーでソウルフルな歌声に、会場全体が酔いしれていた。メンバーも全員笑顔で、本当にこの瞬間を誰よりも楽しんでいた。

ただの対バンイベントでは決して見ることができない、夢の共演ばかりだった「エイリアンサーカス2018」は会場が笑顔に包まれるハッピーな空気の中、幕を閉じた。

これからBRADIOは、全国各地での夏フェス出演を経て、9月からアルバムツアーへと移行していく。自信作「YES」がライブではどのようなアレンジになり、会場を盛り上げてくれるのか期待して秋の訪れを待ちたい。

Photo by ヤマダマサヒロ

7月17日(火)恵比寿LIQUIDROOM w/ORIGINAL LOVE
セットリスト

M1-きらめきDancin’
M2-Sunday
M3-オトナHIT PARADE
M4-蝙蝠
M5-Once Again
M6-Boom!Boom!ヘブン
M7-Overnight Superstar
M8-Back To The Funk
M9-スパイシーマドンナ
-EN-
M10-Sexy Lover
M11-接吻 -Kiss-(スペシャルセッション)

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