はちみつロケット、メジャーデビュー後初のワンマン決定&3rdシングル「花火と漫画とチョコと雨」発売記念オフィシャルインタビュー先行公開
8月8日に3枚目のシングル「花火と漫画とチョコと雨」をリリースする、はちみつロケットの単独公演が決まった。2018年3月にメジャーデビューしてからは初のワンマンライブとなる。場所は東京都内SOUND MUSEUM VISIONで、現在先行チケット販売中。
そして、3枚目のシングル「花火と漫画とチョコと雨」発売記念オフィシャルインタビューをはちみつロケットオフィシャルサイトに先駆けて先行公開。メジャーデビューから現在、そして未来を赤裸々に語っている。以下、オフィシャルインタビュー
2018年3月のメジャーデビューから約5か月、はちみつロケットが満を持して3rdシングル『花火と漫画とチョコと雨』をリリース。作詞・いしわたり淳治、作曲・林田健司によるこの楽曲は、10代20代にはあたらしく、その上の世代にはちょっぴり懐かしいポップチューン。3rdシングルへの意気込みからMV撮影裏話、そして今後の野望まで、メンバー7人が考えるこれがはちロケの、「今」。
――「花火と漫画とチョコと雨」を聴いての最初の印象はいかがでしたか?
森 どこか懐かしいなぁって思いました。
公野 「歌謡ショー」みたいなイメージ
澪風 歌詞はかわいらしいんですが、曲調が大人っぽいよね。
森 同世代の子が主人公だから共感できるし、「花火」・「漫画」・「チョコ」・「雨」っていうワードがちゃんとストーリーになってるのがすごい!
華山 感情移入しやすかった。
雨宮 冒頭の「やめて!降らないでよバカ…」の「バカ」の部分を、レコーディング中何度も歌い直したんですよ。「もっとかわいらしく」って言われて…(笑)。でも何度も「バカ」「バカ」言ってるうちにだんだん自分が何を言ってるのか分からなくなって。
森 「バカ」に迷走してた(笑)。
雨宮 そう。何を注文されているのか、自分どうやって歌っているのか、わからなくなって……。
公野 私のパートで「さびしいメッセージ」ってあるんですけど、この部分は最初「さびしい」だったのが、一度「つれない」になって、やっぱり最終的にレコーディングでは「さびしい」に戻ってきたそうです。私の世代的には「さびしい」のほうがしっくりきたので、後からその話を聞いて「よかったなぁ」って思ったのと、ひとつひとつの言葉にそれほど時間をかけてくれてるんだなぁっていう、感動と。
――学校を舞台にしたMVもとってもかわいらしくて、そしてちょっぴり切ない。
華山 夏休みにあるものを全部詰め込んでる(笑)。
公野 撮影がとにかく楽しくて。その撮影の日に全ての思い出を体験した!
森 だって今花火とかやらないよね。
公野 浴衣も普段着ないし。
塚本 夏休みをそこで満喫したって感じ。
播磨 なかなか制服でプールも飛び込めないしね。憧れだった。一回やってみたかった(笑)。いい青春を味わっちゃった。
森 だいぶスタイリストさんは大変そうだったけど。
塚本 このシーンが最後だったので、「プールに飛び込める!」っていうのを思ってその日は頑張れました。
澪風 今回セットは理科室の設定で、そこが秘密基地みたいでかわいかったんですよ。
森 「黄金の七人」のときもロケット部だったし、つながってるんだよね。
――個人的にすごい好きなのが、カーテンのところで……。
全員 ああああああ
森 別に(制服の)紐を取ってもなにもないんですけど(笑)
播磨 それがちょっとセクシーに撮っていただけて。
雨宮 確かに、完成したMV見たらちょっとドキドキした。
――それぞれお気に入りのシーンはありますか?
播磨 はい! あのですね。私がメインになってるシーンがありまして、私が笹を見つけるシーン。あれが見どころですね。
塚本 あそこが唯一の播磨の見せ場。
公野 ものすごい笑顔で笹持ってきた(笑)。
森 私はちょくちょく出てくる、カーテンにくるまってひょっこりはん。あれみんなかわいいんだけど、特に颯来(塚本)がいつも以上にかわいい。
塚本 ほんと?
――私も、塚本さんすごく大人っぽいな~って思いました。
塚本 うれしい……ごはん3杯いける……。
雨宮 でもほんと、今回のMVみんなかわいくて。私は……2番がはじまったところ、ひとりひとりにスポットが当たるじゃないですか。あの表情がマジでみんなかわいいから好き。
澪風 あのときは「その辺りにあるもので遊んでください」って言われたので、私はそれに夢中でした。
森 澪風は私にボールを投げてきた。
塚本 私は「そこにある布でメンバーとじゃれ合って」って言われたんですけど、全然うまくできなくて。いつものふざけた感じにならないんですよ。
森 すごいぎこちなかった(笑)。
塚本 「えい! あーよいしょ!」みたいな、ガッチガチで。どうなることかと思ったんですけど、それもまぁかわいく切り取っていただけて。
華山 私はやっぱりプールに飛び込むシーンかなぁ。めちゃめちゃ楽しくて、アップになることも忘れてて。で、後からみんなに「魚みたいな顔」って言われたんですけど、でも楽しかった。オッケーかかった後もまだみんなでぱちゃぱちゃ遊んでて、あぁ学生ならではだな~って。
―あのシーン、一発勝負ですよね。
澪風 そう!「メイクしてるから顔はぬらさないようにしようね」って言ってたのに、飛び込んだら顔までずぼん(笑)
公野 一番に澪風が顔に水かけてきたじゃん!
播磨 マジか~~って。
塚本 私はあの冒頭のシーンがお気に入り。私たち一応女優事務所に所属してるので、ここは女優魂を見せるところだと思って一生懸命演じたんですよ。顔もつくって。
森 それなのに、カメラがめっちゃ引いて撮ってるから全然表情が分からない(笑)。
雨宮 あのときさ、播磨も真面目にやってるからなんかおもしろくなっちゃって。
森 ふつうしゃべるとき、葉っぱみないじゃないですか。それなのに播磨、葉っぱ見ながらセリフ言ってて。
播磨 ちょっと見たら面白いかなと思ったの!!
公野 はちロケだからすぐネタに走る(笑)。カメラ止まった瞬間に「ぶはは」みたいな。
森 また志歩ちゃんがわざとらしいんですよ(笑)。
華山 そうなの、「めっちゃ棒読み」ってみんなに言われて! でも撮影中はみんな役に入ってたよね。
――今回は衣装もひとりひとりちょっとずつ違うんですよね。それぞれのおススメポイントを教えてください。
森 私はこのライダースっぽいところ。あとスカートっぽく見えて、実はパンツなんです。スタイルがよく見えるように作ってもらいました。あと、私とかのんちゃんはロングブーツ。ビジュアル担当はロングブーツなんです。他の人はだんだんと短くなり……。
雨宮 最終的に播磨は裸足になる(笑)。
播磨 おかしいおかしい!
――はちロケは足元を見れば「担当」が分かると(笑)。そんな雨宮さんは……
雨宮 私のはちょっとペプラムっぽくなってるところが気に入ってます。レトロっぽい。
それに全員共通して、ディスコっぽさもあります。
公野 私はやっぱり……お腹。お腹出してるアイドルの方は結構いるかもしれないけど、範囲がここまで空いてるのはなかなか……。もはやチラ見せではない(笑)。
森 初披露のときお客さんもびっくりしてたよね。
塚本 私はチャイナ服っぽいデザインと、ショートブーツ。ブーツは特にヒールが高くて、初めて踊ったときに「これは結構大変だ……」と思いました。
華山 1stのときより倍くらい高くなってるよね、ヒール。
塚本 でも踊っていくうちに慣れてきたから、このリリイベが勝負だよね。足が長く見えるためならがんばります!
澪風 私はこの付け襟がポイント! あと付け襟からちょっとだけ見えるほくろ(笑)
播磨 セクスィ~。
森 セクシーといえば、志歩ちゃんの衣装も。
華山 はい、みんなにババアババアと言われますが、はちロケで女性らしさを出せるのは私だけですので、肩をがっつり出してみました。撮影前めっちゃ鎖骨のマッサージして(笑)。
森 志歩ちゃんも結構デコルテにほくろあるよね。
華山 「肩のほくろは恋の的」って最近言ってます(笑)。
播磨 ゴホン。あーあー。
全員 (笑)。
澪風 播磨の衣装かわいい、好き。
森 衣装が、だよ。
播磨 そんなにほめられたら照れちゃう~。私の衣装本当にかわいくて、私が着ることでよりカワイイというか。
雨宮 はじまった(笑)。
播磨 スカート部分に結構ボリュームがありまして、スタイルアップ効果が。あとこの黒い生地、キラキラする。
雨宮 そう、ちょっと虹っぽくなるんだよね。
森 柄の生地も世界に一枚しかないらしい。とにかく気に入ってます!
――「夜空にきらめく花」「MOTTO MOTTO!!」「陰陽-Yin Yang-」という3曲のカップリング曲も新しいはちロケのカラーが出てますよね。しっとりしたバラード曲である「夜空にきらめく花」は特に。
雨宮 これは「花火と漫画とチョコと雨」のアンサーソングになっていて、つづきのお話というか。
公野 「花火と漫画とチョコと雨」の主人公の心の中みたいな。
塚本 そうだったの!? 知らなかった!!
雨宮 ちょっと大人になってから振り返る感じ。だから歌割もお姉さん組が多いよね。
華山 やっぱ私たちじゃないと、大人のしっとり感出せないから(笑)。
播磨 「夜空にきらめく花」が花火のことだからね、それとつながってる。
全員 (笑)。
森 播磨が言うとなんか……
雨宮 軽い(笑)。
森 でもあれだよね、この間のリリイベで初披露したんですけど、まだ振りもない状態で。すごく表現力が試される曲だと思った。
雨宮 そう思う。今までにない、情感を込めないと。これからの私たちの課題なのかなって。
――表現力を高めるために、各々で実践してることってありますか?
雨宮 とにかく歌詞を読み込んで……
播磨 頭の中で映像化する。
森 自分だったらどうするか……って考えて。
華山 自分が主人公になったつもりで映像を思い浮かべて、実際にステージで歌うときにその映像がお客さんと共有できるのが理想だと思ってます。
澪風 私はアニメ好きなので、アニメだったらどうなるかなって考える。アニメは割と表情も大袈裟に描かれるから、それはステージのときも意識します。
塚本 「陰陽-Yin Yang-」の話ししましょうか。
森 わかったよ(笑)。塚本颯来曲。
塚本 作曲者の方公認です。0サビをずっと歌わせてもらいました。とにかくレコーディングのときに言われたのは、「感情を爆発させて」と。「守り抜くよ」の部分がどうしても私うまくいかなくて、最終的にディレクターさんに「泣いてください」って言われて。
公野 泣きながら歌った(笑)。
塚本 実際に泣いたやつが採用されてた。
森 これも今までにない、表現の幅がある曲だよね。
雨宮 これはサードシングルの中でも一番最初に披露した曲で、1STと2ndのプレミアムライブで。
森 だからみんなこれが表題曲だって勘違いしてた(笑)。
塚本 よっしゃ私の時代キターって(笑)。でも実際ライブでも盛り上がる曲だと思うので、もっともっとたくさん歌っていきたい。
森 もっともっとといえば、「MOTTO MOTTO!!」も絶対ライブ向きな曲。
雨宮 早口なんだよね、言葉数が多い。
播磨 ちょっと言っていいですか……私のソロ多いんですこの曲!!
雨宮 当社比です!!
塚本 「可愛い子は他にもたくさんいるのに」っていう歌詞は、確かに播磨っぽい。
森 「(自分も可愛いけど)他にもたくさんいる」っていう(笑)。
雨宮 歌詞割りすごいよね、ちゃんと個性に合ってる部分が振られてるから。
公野 これは曲調が忙しくて、さらに普段よりキーが高めてで、一番低いところから高いところの振れ幅も大きい。
澪風 早いところはついつい噛んじゃうし。
雨宮 でもそれは言えるから振られたのであって、言えない私と公野はそもそも簡単なところしか振られない(笑)。
公野 毎回ラップも一番ゆっくりな場所をやらせてもらうのに、それすらも言えない(笑)。
澪風 でもさ、以前に比べて曲を覚えるスピードはすごく早くなったと思わない?
雨宮 そういう環境に置かれることが多くなったかもしれない。
森 色んなお仕事をさせてもらえるようになって、スケジュールもそこまで割けなくなって。
雨宮 「明日までに覚えてきて!」って、そういうことにも徐々に対応できるようになってきた。もうやるしかないっていう。
森 メジャーデビューして、みんなと過ごす時間も長くなって、お互いがお互いのことをもっとわかってきたから、より助け合えるようになったというのもあるかもしれない。チームワークが高まってきたと思う。
――これから各地をリリイベで回ったり、実際にお客さんに届けるお仕事が待っていますが、今どんな気持ちでそれに取り組んでいますか?
雨宮 前回がオリコンのランキングが9位と20位だったので、次は何位を目指す?
公野 前回は越えたいよねぇ。
森 2018年8月8日発売だし、やっぱり8位以内には入りたい。この間関西をプロモーションでまわっていたんですけど、新しいお客さんが増えてるっていうのは実感していて。
華山 少しずつだけど確実に増えてるよね。
播磨 イベント目当てで来てるわけじゃない、ふつうに歩いている方たちにも立ち止まってもらえるようなパフォーマンスをしようっていうのはいつも話し合ってます。
森 コール&レスポンスを意識したり。公野の煽りも板についてきました!
公野 私が「とんで~」っていうのに反応してもらえるのが、本当にうれしい。
森 イベントは色んな環境のところでやるから、そこでどれだけ盛り上げられるか。「楽しそうな現場に人はやってくる」ってことをずっと肝に銘じてます。
塚本 最近はご夫婦できてくれたり、家族できてくれたりするファンの方も多いんです。
華山 小っちゃい子が振りコピしてくれるの、本当にかわいいよね。生活の一部にはちロケを置いてくれているのが本当にうれしい。
森 今はとにかく早くライブがしたい。単独ライブ。もっと人を集められるようになって、単独ライブをするのが目標です。だからもっと多くの人たちにはちロケのこと好きになってもらわないとね。
澪風 あともっとたくさん曲をいただけるようになったら、アルバムも……。
全員 アルバム!!
塚本 そのためには、歌やダンスのスキルアップがもっともっと必要になってくるんだよね。知らない人たちに「おっ」って立ち止まってもらうためには。そこはメンバー同士で高め合っていくしかないと思う。
雨宮 オリコンの順位だったり、動員数だったり、目に見える結果を残したいなっていうのはすごい今感じてる。はちロケすごいじゃんって思わせたい。たくさんのスタッフさんが今まさにはちロケを作り上げてくれていて、私たちはそれに対して結果で恩返しというか、何かしらの成果は出したいなって思うんです。もう与えられたものをこなす時期は過ぎて、これからは自分たちで考えてやるのが大事かなって。言われたことをやるだけだと、大人が期待しているものを上回ることはできないと思うから。
森 大人たちの期待のさらに上を、いきたいね、みんなで。
文:西澤 千央