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斉藤和義、「Toys Blood Music」ツアー山梨公演をWOWOWで独占放送

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斉藤和義「Toys Blood Music」ツアー山梨公演

今年8月にデビュー25周年を迎えた斉藤和義。アニバーサリーツアーも予定されているが、それに先駆けて19枚目のオリジナルアルバム「Toys Blood Music」をひっさげたツアー「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2018 “Toys Blood Music”」を展開。およそ4か月に及ぶロングツアーで、 最新の“斉藤和義”が体感できるステージを魅せてくれた。

6月2日は、山梨・コラニー文化ホールで公演が行われた。ドラムソロから始まり軽快なギターストロークの「マディウォーター」からスタートし「砂漠に赤い花」と、クールなサウンドの楽曲で会場内にいい緊張感が広がっていく。

MCになると、「イエーイ」と言いながら手を振り観客に話しかける。演奏時とは違う穏やかでまったりとしたMCの雰囲気も彼のライブの魅力でもある。

「収録のカメラが入ってます。今回のツアーでこうやってカメラが入って収録するのは今日だけなので」と伝えると、会場から喜びの歓声が返ってきた。その後、「青空ばかり」「エビバディ」「純愛」などを、曲によってエレキとアコギを持ち替えて聴かせてくれた。

特に「純愛」は鈴木雅之への提供曲をセルフカバーしており、鈴木を彷彿させるサングラスと手振りはロックとソウルが融合した斉藤らしいユーモアのあるパフォーマンスだ。

中盤では「Good Night Story」と「世界中の海の水」を弾き語りで披露。ギタリストとしても一流の斉藤だけあって、音数が少ないからこそ、その繊細さがしっかりと伝わってくる。

後半は再びバンドメンバーが加わって、ブルース調の「行き先は未来」や今の日本に訴えかける「オモチャの国」を披露。特に「問題ない」ではコール&レスポンスが行われたが、途中で昨年話題になった「ダンシング・ヒーロー」を歌い、さらにバンドメンバーも楽器をおろし、全員で踊るという驚きの展開に。そういった遊び心が観られるのもライブの醍醐味だ。

終盤は、おなじみの楽曲たちを立て続けに演奏。アコギのイントロがゾクゾクさせる「僕の踵はなかなか減らない」では、途中でトランペットを吹き、ジャジーな雰囲気も作り上げた。

「I Love Me」ではパワフルさを前面に押し出し、汗をかきながらギターをかき鳴らす姿はまさにロックだ。「虹」、さらには、ブルースハープの音色がなぜだかエンディングを感じさせる「月光」で本編を締めくくり、アンコールでは「ずっと好きだった」などのシングル曲で会場を大いに盛り上げた。

デビュー25周年という円熟味だけでなく、常に最新型でアグレッシブな姿勢がしっかりと感じられたこの公演の模様は8月12日20:00からWOWOWで放送される。

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