SCANDAL HARUNA「(出来は)100点です」、初写真集『SOMEWHERE』発売記念イベント開催
©ぴあ
8月10日、SCANDAL HARUNA にとって30歳の誕生日であるこの日、ぴあより、1st写真集『SOMEWHERE』が発売。8月18日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYA 6F イベントスペースにて、本書の発売記念イベントが行われた。
10代に絶大な人気を誇るガールズバンドSCANDAL のフロントマンとして20 代を駆け抜けたHARUNA。本書は、日本でのツアーを終え、30歳を目前に旅に出たHARUNAを写真家オノツトムが写しとった1冊。
今の彼女を表す言葉は、“ここではないどこかへ”という意味の「SOMEWHERE」。バンド活動で得た自信、挫折しても屈しない勝ち気さ、何ごとも真っ直ぐに見つめようとする眼差し、少女のような笑顔、リアルな恋愛を経験した切なさと優しさ、大人の表情、そして、見たことのない素顔。「バンド」のこと、「仕事」のこと、「恋」のこと……について自然体で語ったロングインタビューも収録している。
本書は予約を開始すると同時に注文が殺到し発売前に重版が決定。東京と大阪で行われる発売記念イベントもすぐさま予定人数に達するなど、人気の高さを伺わせた。
イベントの前に行われた囲み会見にはマスコミが16社出席。音楽以外の囲み会見は初めてということで「緊張していた」というHARUNAだが、写真集を出した感想について「少しホッとしています。予約の段階で増刷が決定したり、自分の目でファンのみなさんが買ってくださっているのを見て、すごくうれしかったですね」と語った。
また、撮影のエピソードについて「夕日をバックに撮った写真があるんですけど、どんどん夕日の色が変化していって、すごくドラマチックな景色になっていくのが印象的で。あの撮影は忘れられないです」などコメントした。
イベントでは10冊以上購入したファンや、中には海外から訪れた熱いファンの姿も。HARUNAも1人1人のファンに御礼を言ったり写真集の感想を語り合ったりと、短い時間の中でも温かい交流を楽しんでいたようだ。
イベント終了後、感想を聞いたところ、「囲み以上は思ってた以上にすごく緊張しました(笑)。CDリリースのときとは全然違う角度での質問とか、距離感とか、すごくいい経験ができたなと思います」とコメント。
「イベントは、すごくたくさんのファンの方が来てくださって。すでに買って見てくださった方や、同じ年の女の子と『一緒に30代がんばりましょうね』って話もできました。『この本を読んでもっとファンになりました』って言ってもらえたのもすごくうれしかったですね。写真集の中のインタビューでは、普段ライブで見せる姿以外にも、もうちょっとパーソナルなことも話しているので、そういう素の自分も含めて好きになってもらえるというところでも、今回本を出してよかったなと思いました」と語っていた。
SCANDAL HARUNA初写真集『SOMEWHERE』会見 コメント
――初写真集を発売した感想は?
SCANDAL HARUNA:少しホッとしています。自分一人で何かを発売したり、曲以外でリリースさせてもらうことが初めてなので、どれくらいの人が見てくれるのか想像ついてなかったんですけど、予約の段階で増刷が決定したり、発売後に自分の目でファンのみなさんが買ってくださっているのを見て、すごくうれしかったですね。
――写真集を出すことになったきっかけは?
HARUNA:マネージャーから話をいただいたんですが、その頃「もうすぐ30歳になるね」って話をしていていて。「ライブをやっていても楽しそうだしキラキラしていて今のHARUNAはすごくいいと思う」と言ってもらったので、そんな自分にもうちょっと自信をつけようと思って、写真を出そうという決断に至りました。
――セブ島での撮影の思い出は?
HARUNA:2日間という弾丸スケジュールだったんですが、すごく楽しくて。一番思い出に残っているのが、写真集の最後のほうのページに夕日をバックに撮った写真があるんですけど、どんどんバックの夕日の色が変化してすごくドラマチックな景色になっていくのがすごく印象的で。あの撮影は忘れられないです。
――お気に入りの写真は?
HARUNA:この写真だけじゃなくて、夜のプールで撮った写真がすごくお気に入りです。まず水着で写真を撮ること自体も初めてだったし、夜のプールで照明も全然ない中でどんな写真が撮れるんだろうなってすごく未知だったんですけど、こんなに鮮やかに撮れてるとは思わなかったし、水の中までちゃんと撮れていてすごく神秘的だなと。アートな写真が撮れたのが大満足です。
――ほかのメンバーからの反応は?
HARUNA:「30歳になってこういう形で発信できるのってすごいよね」って言ってもらいました。
――写真で自分を表現するということについてどうですか?
HARUNA:正直、「バンドのメンバーが写真を出すのはどうなんだ」って言われるんだろうなって、思ってたんですけど、自分たちは、“バンドだから〇〇しちゃいけない”とか“バンドだからこうあるべきだ”というものをある意味壊して活動してきた自信があるので、こういった形でバンドのボーカルが写真集を出すってこともある意味自信を持ってやりました。生きてきた中で今が一番人生楽しめてるなって気がしているのでそういう姿を単純に見てもらえたらなと思っています。
――水着での撮影に抵抗はありましたか?
HARUNA:そのためにジムに通ったり、体を鍛えたりしたので、抵抗というよりは楽しんでできました。実際写真を撮ってもらっても、意外と自分は写真を撮られるのが好きなんだなっていうのもわかったので、いい発見でした。
――写真集の発売は今後何かにつながりそうですか?
HARUNA:つながるというか、あまりもう怖いものはないなという感じがしています。
――写真集の出来は何点ですか?
HARUNA:えー。100点満点でいいですか? 100点です。自信を持ってお届けします。
――30歳を迎えての抱負は?
HARUNA:30代を迎えてからも、変わらず活動していくっていうのが今の目標でもありますし、例えば結婚とか出産とかも経験した上で、音楽を続けていくのが今の目標です。35歳くらいまでには結婚して出産したいなと思っています。
――音楽以外で新たに挑戦したいことは?
HARUNA:この数年で旅をすることが好きになって、自分でも旅行に行ったりとか、そういうことが好きになったので、「アナザースカイ」じゃないですけど(笑)、そういう旅番組はやってみたいですね。
――改めて今後の展望を教えて下さい。
HARUNA:SCANDALとして10年続けてこれたのもある意味奇跡的なことだと思うんです。女の子4人で10年音楽をやってきたっていうのは並大抵のことではないと思っていますし、その間に同期で解散してしまったバンドもたくさんいるので、10年続けてこれたことに自信を持って、この4人で続けられるところまで続けていくっていうのが今後の展望です。