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HYDE、スターセットをサポートアクトに迎えたソロツアー追加公演がスタート「悔いのない毎日を全力で駆け抜けたい」

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HYDEが9月1日よりソロツアー追加公演を東京・Zepp Tokyoからスタートさせた。

この追加公演では9月11日までの東京公演・合計8公演でアメリカよりスターセットをサポートアクトに迎えている。スターセットはダスティン・ベイツ(Vo, Key)を中心とした4人組ロックバンドで、HYDEとはアメリカでツアーを共に回り、更に彼らの曲にHYDEがボーカル参加した「Monster feat. HYDE」をリリースするなど親交を深める中、今回のサポートアクト抜擢に至った。

ライヴはまずスターセットからスタート。開演時間の17時、一切の照明が落とされ、会場は闇に包まれる中、SEと共にステージに設置されたLEDビジョンに惑星の映像が映し出され、ダスティン・ベイツと宇宙服に身を包んだメンバーが、サポートメンバーにチェロとヴァイオリンの2名の女性を従えて登場。

「シネマティック・ロック」とも評される通り、映像による演出を駆使し、MCほぼ無しで次々と披露される彼らの世界観が色濃く表現されたステージでオーディエンスを圧倒。中盤ではHYDEがサプライズ登場し「Monster」を共に披露すると、会場の熱が一気に頂点に達した。その後も最新作「Vessels」からの曲を次々と披露し、ラストの「My Demons」では会場が一体となって拳を突き上げ、シンガロングが起こるなど確実に日本のオーディエンスの心を掴んでいた。

スターセット終演後続いては、18時になった途端ステージ上の幕に数字が浮かび上がり、「000」からカウントを始めて行く。会場の熱気も高まるなか、数字が「666」になると幕が開き、ネオンが光るネオトーキョーの街並みをバックに、怪しげなマスクを被りネオンカラーのペイントTシャツに身を包んだメンバーが登場。HYDEは黒のレザージャケットをまとい、全身黒で統一した衣装で現れ、待ちわびたファンからは悲鳴に近い大歓声で迎えられた。

ライヴはソロ活動再開後にリリースした曲やVAMPSの曲の他に、未発表の新曲も多数盛り込んだセットリストで構成されていながら、オーディエンスは次々と披露される新曲にも大いに盛り上がり、コール&レスポンスにもすぐに反応する様子にHYDEも驚くほど、会場は一体感に包まれた。

中盤で披露した「WHO’S GONNA SAVE US」ではHYDEがまるで指揮者のようにオーディエンスを操り、盛大なシンガロングが起こっていた。MCでは「楽しんでる?今日からしばらく(Zepp Tokyoに)籠城させてもらうけどついてくるように!何年も前からスターセットのステージを見ててカッコいいなと思って、去年ツアーを一緒に海外で回ってて、ようやく日本に呼べて本当に嬉しいです」と率直に喜びを語っていた。

途中、自身が楽曲提供した、映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の主題歌をHYDEバージョンとしてセルフカバーした新曲「監獄ROCK」も披露し、会場を大いに沸かせた。なおこの楽曲は本日リリースが発表された10月24日リリースのニューシングル「FAKE DIVINE」のカップリング曲として収録される予定。アンコールでは「よく平成最後っていうけど本当に最後だよね。悔いのない毎日を全力で駆け抜けたいと思います。今日は本当にありがとうございました」とファンを前に決意を語り、追加公演初日を締めくくった。

追加公演は今後東京を皮切りに、名古屋、福岡と続き、10月14日の福岡・BARKUP FUKUOKAまで続く。

Photo by 緒車寿一(OGURUMA TOSHIKAZU

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