Tribal Scream of Phoenix、TAIJIが生前に残した未発表曲含む初期ベストをリリース
Tribal Scream of Phoenixが10月10日に、TAIJIが残した未発表曲含む初期ベスト・アルバム「Tribal Scream of Phoenix vol.1」をリリースする。
2010年、TSPはフル・アルバムを作るために制作作業を重ねていた。楽曲を作り、レコーディング・スタジオに入りの連続。時には、TAIJIとShuのふたりで、TAIJI宅にてデモを録りためることもあり、夏をすぎる頃にはアルバム1枚分近い楽曲がそろった。
しかし2011年7月、TAIJIが不慮の死を遂げ、制作していたアルバムどころかTSP自体が活動を続けられない状況に陥ってしまった。
TAIJIが残した楽曲を世に出さなければという意志のもと、新メンバーを迎えてファースト・アルバム「The Last Resistance of Firebird」を完成、リリースできたのは2012年9月だった。
その制作期間中、「OLD BELLS」と「NEW BELLS」という2曲の楽曲があった。TAIJIが生前の時から、この2曲をどうするか、アレンジ面で格闘していた。
結果、「NEW BELLS」は「FLY TO HELL」となりアルバムに収録、「OLD BELLS」は未完成のまま予約特典CDにデモが収録された。しかし実は、「FLY TO HELL」はTSPが結成される前にTAIJIとShuで制作されていた楽曲で、言うなれば「OLD BELLS」なのだ。
TAIJI 最後のライヴとなった2010年12月5日、東京・高田馬場CLUB PHASEで、TAIJIにより「Bell On Hell」と命名され披露されていた、この楽曲を今回のベスト・アルバムリリースに合わせ、リアレンジ。TAIJIが残してくれたベースは、そのままに、タイトルも「Bells Of Hell」とし生まれ変わった。
イントロで聴けるベース・プレイには、まさに沢田泰司の存在感がある。TAIJIにしかできないTAIJI ならではのベースで、アルバムは幕を開ける。
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