映画「そらのレストラン」主題歌をスカート、挿入歌を世武裕子が担当
大泉洋主演、2019年正月第2弾公開映画「そらのレストラン」にて、主題歌と挿入歌をスカート、挿入歌を世武裕子が提供することが決定した。
「しあわせのパン」では<パン>を分け合う夫婦を描き、「ぶどうのなみだ」では<ワイン>の熟成と親子を描いてきた北海道映画シリーズ。第三弾となる「そらのレストラン」は、北海道道南にある“せたな町”を舞台に、海が見える牧場で育まれる<チーズ>と<仲間>の物語。これまでのシリーズすべてに出演する大泉洋が今回も主演を務め、チーズと様々な食材が仲間と家族の心を繋ぎ、絆を強めていく様を丹念に描いた心温まる人間ドラマとなっている。
多彩な才能にジャンルレスに注目が集まるシンガーソングライターでありバンドであるスカートが、本作のために書き下ろした主題歌「君がいるなら」。北海道の豊かな自然、大空の青と大地の緑が感じられるような爽やかな楽曲で、今年8月に北海道・蝦夷で行われた音楽フェス「ライジング・サン」では、いち早くこの歌が披露された。
当初、映画の撮影が始まる段階から、包み込むような優しい歌声や世界観は本作の持つ雰囲気にぴったりだと、制作陣の中ではすでに彼の音楽が頭に浮かんでいたようだ。映画が完成し、主題歌を検討していく中で、改めて本編のエンディングを飾るのは彼の楽曲しか考えられないと制作者全員の意見が一致、必然的に主題歌オファーという流れになった。スカートは本作では主題歌のほか、挿入歌として「花束にかえて」も提供している。
また、同じく今回挿入歌を提供するのは、近年数多くの映画音楽を担当、ほかテレビドラマやCM音楽も幅広く手掛けながら、ピアノ演奏・キーボーディスト、そしてシンガーソングライターとしても活躍する世武裕子。ピアノの弾き語りにフランス語の歌詞が心地よく響く「Bradford」は、世武の曲を物語の転換のポイントにしたいという深川栄洋監督の意向を汲み取って提供された楽曲になっている。
大泉 洋 コメント
映画「そらのレストラン」の最後で、美しい北海道の景色と、清々しい物語のラストにのせてこの主題歌がかかった時に、本当に幸せな気持ちになりました。ワクワクするようなイントロから、スカート・澤部さんの優しい声が聴こえてきたとき、初めて聴くのに何故か懐かしい気持ちになる不思議な曲でした。この映画と一緒にたくさんの方に聴いてもらいたいです。
澤部渡(スカート) コメント
エンディング「君がいるなら」の打ち合わせ時のメモに「映画は終わるが物語は続く」「これからの暮らしを描く」と書いてありました。それもあってかいつものスカートの音楽よりもグッと明るくなったと思います。その背中を押してくれた本作に感謝しています。挿入歌「花束にかえて」はその反対、今までのスカートがやってきたことを一番いい形で出せたと思っています。映画では映画サイズが使われていますが、とにかく自信作です。「そらのレストラン」に書き下ろした2曲はスカートにとって大事な曲になりました。