DISH//、3年連続の日比谷野音は雨もあがり超満員の大盛況
DISH//が9月15日に東京・日比谷野外音楽堂にて、ワンマンライブ「「DISH//音楽団祭り2018 -東の野音- -西の野音-」の東京公演を開催した。
野音でのワンマンライブは3年連続通算5回目となり、昨年9月17日に開催された「DISH//日比谷野外大音楽堂公演17’秋 「MUSIC BOIN!!(ミュージックボイン)」」は、台風の影響による荒天の中で決行された。今年も天候が心配されたが開場前には雨は上がり、会場には立ち見も含む約3000人のスラッシャー(DISH//のファンの愛称)が集結し、熱い声援を送った。
ホーン隊を従えてステージに登場したギター&ヴォーカルの北村匠海は「こんばんは、DISH//です! 野音にようこそ!!」と呼びかけ、ドラマ主題歌としてヒットした「I’mFISH//」や「俺たちルーキーズ」で勢い良くライブをスタートさせ、オーディエンスを躍らせた。最初のMCでは、匠海が「いろんな曲があるので、スラッシャーはもちろん、初めて来た人も最後まで自由に楽しんでください。ガンガン楽しんでいきましょう!」とあいさつし、オーディエンスのテンションを引き上げた。
お立ち台に上がって、全力のヘドバンを繰り広げた「皿に走れ!!!!」やエモいロックナンバー「That’s My Life」で会場を盛り上げ、To-iの繊細なピアノから始まるバラード「ただ抱きしめる」をしっとりと聴かせたあと、ソロコーナーに突入。ドラムボーカルやミュージカル調に踊るR&Bナンバー、ヒップホップやダンスチューンなど、全員が新曲を披露。さらに、久しぶりにつなぎを着て登場したライブの中盤には、客席中央に設置された特設ステージに移動し、観客に接近して熱唱。「14歳の頃からやっている」という自己紹介も復活。大きな歓声が上がった中、春のツアーで右手を骨折していた匠海が「5ヶ月ぶりにギターを弾きたいと思います。右手が喜んでます」と語り、ギター演奏を解禁し、観客を大いに喜ばせた。
匠海の「ここからラストスパートで! みんないけますか」という煽りから、「JUPMER」「勝手にMY SOUL」とライブでおなじみのキラーチューンを連発。最後に、匠海が「バンド演奏をやったり、踊ったり、ふざけてるようにしか見えないとをやったり。DISH//はこういうバンドですって証明できるように、今、できることを全部詰め込みました。DISH//箱の先も、唯一無二のスタイルで、いいものを作り続けたいと思います」と意気込みを語り、新たな出発への思いを込めた最新シングル「Startng Over」をエネルギー全開で歌いきり、本編の幕は閉じた。
アンコールでは、約20分に及ぶ音楽コントを展開し、「愛の導火線」では観客全員による大合唱が巻き起こる中で大団円を迎えた。ホーン隊を加えたパワフルなバンド演奏はもちろん、楽器を演奏しながら全力で踊るダンスロックスタイルや、歌とダンスだけのパフォーマンス、ソロコーナーや恒例のコントなど、彼らにしかできない多様な表現方法で観客を大いに楽しませた2時間となった。
なお、この日行われた「DISH//音楽団祭り2018」は、早くも12月12日にDVD/Blu-rayとして発売することが決定。また、橘柊生がDJ To-iとしての初のソロ作品となるノンストップミックスCD「TOY BOX –To-i’s MIX TAPE」を10月10日にリリースする。彼自身が選曲した日本のヒップホップ/R&Bの名曲に加え、この日に披露した新曲「音花火」も収録されている。
「DISH//日比谷野外大音楽堂公演17’秋 「MUSIC BOIN!!(ミュージックボイン)」」 9月15日 日比谷野外大音楽堂
セットリスト
1. I’m FISH//
2. 俺たちルーキーズ
3. 晴れるYA!
4. 親のスネスゲーうめえっすね~
5. 皿に走れ!!!!
6. That’s My Life
7. ただ抱きしめる
8. SECRET ※泉大智ソロ曲
9. 明日を見つめて ※北村匠海ソロ曲
10. 音花火 ※橘柊生ソロ曲
11. 誰にでもあるでしょう ※矢部昌暉ソロ曲
12. サイショの恋~モテたくて~
13. ピーターパンシンドローム
14. トワイライト
15. W-B-C”若人 Baseball Classic”
16. ハングリー狂詩曲
17. JUMPer
18. 勝手にMY SOUL
19. Starting Over
N1.Sa-Ra-Band〜恋するマーズ〜
EN2.愛の導火線