村治佳織デビュー25周年記念アルバム「シネマ」へ、吉永小百合氏、坂本龍一氏から推薦コメント到着
クラシック・ギタリスト村治佳織のデビュー25周年を記念した最新アルバム「シネマ」が9月19日に発売となった。
村治佳織は2014年の映画『ふしぎな岬の物語』の音楽で演奏活動を再開、今作アルバム「シネマ」にはそのテーマ曲である「望郷」もギター・ソロ・バージョンで収録されている。この映画の企画と主演を務めた吉永小百合から今作についてのコメントが到着した。
また、1988年日本公開映画『ラストエンペラー』で出演と音楽を担当し、アカデミー賞作曲賞を受賞した坂本龍一からもコメントが到着している。
吉永小百合コメント
「第三の男」を聴いて、佳織さんのギターの限りない魅力を感じました。力強い音色に圧倒されたのです。「ピアノ・レッスン」は、映画の1シーンのようにあでやかでした。そして「ふしぎな岬の物語」は懐しい思い出いっぱいの作品です。ギターと映画の見事な共演をいつまでも聴いていたい・・・そんな思いでいます。
坂本龍一コメント
「ラスト・エンペラー」のテーマがこのように変身するとは、思いもよりませんでした。新鮮です。
今作はアルバム・タイトルの通り、古今東西の名作映画の音楽を集めたアルバムで、全18曲中12曲が新アレンジで収録。海外のアレンジャーに加え、渡辺香津美、谷川公子、牟岐礼、小関佳宏といった日本人アレンジャーも参加、村治自身も「ラストエンペラー」と「ムーン・リバー」のアレンジをしている。
また、弟で同じギタリストの村治奏一が2曲参加しており、「プライドと偏見」「ニュー・シネマ・パラダイス」で村治姉弟の息のあったデュオ演奏を披露している。
イギリスから録音スタッフが来日し、5月に水戸芸術館で録音されたこのアルバムで、村治は4本のギターを使用。現在メインで使っている楽器に加え、デビュー当時に弾いていた楽器、さらには150年程前に作られたヴィンテージ・ギターも使用し、さまざまなギターの音色を楽しむことができる。
ジャケット写真は、操上和美氏が撮影。往年の映画をイメージしたモノクロ写真で、これまでにない村治の姿を見事に表現している。
またこの発売を記念して、オフィシャルサイトがリニューアル、レーベル公式サイトには、「村治佳織から届いた25のメッセージ」と題した本人のメッセージが公開されている。
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