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宮野真守、アーティストデビュー10周年の生誕地のライブをWOWOWで9/23放送

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声優アーティストとしてカリスマ的な人気を誇るほか、近年は舞台などで俳優としても活躍する宮野真守が、音楽活動10周年を記念したアニバーサリーツアー「MAMORU MIYANO ARENA LIVE TOUR 2018 〜EXCITING!〜」を開催。埼玉出身の宮野が、さいたまスーパーアリーナで初めての単独公演を行った。WOWOWでは、このライブの模様を9月23日18:00より放送する。

華やかなファンファーレとともにプライベートジェットでゴージャスに登場するというオープニング映像がきらびやかで、のっけからスペシャルなアニバーサリー感を盛り立てる。

華々しい雰囲気そのままに、「みなさん、盛り上がってますか!ついに来たぜ、さいたまスーパーアリーナ!」と宮野が叫ぶと、会場を埋め尽くすペンライトが勢い良く振られた。さあ、いよいよ記念飛行の始まりだ。

「すべてをさらけ出したい。みなさんもハダカになれますか!」と扇情的な呼びかけとともに1曲目「EXCITING!」へとなだれ込んだ。ライブに先駆けてリリースされたベストアルバム「MAMORU MIYANO presents M&M THE BEST」に収録された新曲で、宮野自身が溢れる想いを言葉に綴ったファンキーなナンバーだ。キレキレのダンスやセクシーな振りで早くもファンを悩殺。ラップパートもイケメンボイスでクールに決めた。

2曲目「SHOUT!(Dirty Orange REMIX)」では一転して、鎖で囚われの身に。歌いながら力強く引きちぎるというシアトリカルなパフォーマンスで、ファンを熱狂させた。

厳かなイントロに空気が一変した「そっと溶けてゆくように」は、抑揚を効かせた巧みなヴォーカルワークで楽曲の世界観を鮮やかに表現。ダイナミックなバンドサウンドと溶け合うように、情感豊かに歌い上げた。

中盤の人気コーナー「バラードセクション」では、ピアノの調べに寄り添うように「…君へ」を繊細な歌声で表現するマモ。「ついに来ました、さいたまスーパーアリーナ。初めて単独で立たせていただきました。これも10年間の支えがあるから」と感慨深げだ。ファン投票で特に人気が高かったという「MOONLIGHT」では、優しくそばで語りかけるように心を込めて歌い上げた。

しっとりとロマンチックな空気に浸っていたのもつかの間、「Kiss×Kiss」ではトロッコに乗って会場に登場し、客席にたくさんの投げキッスを贈った。ピンクのペンライトに輝く海を、トリコロールカラーの衣装に宮野が手を振りながら歌っていくさまは、とてもハッピーで愛に溢れていた。

続くハードなロックチューン「オルフェ」はダークな世界観で圧倒。緩急を織り交ぜつつ、サービス精神満点なライブは見る者を魅了する。宮殿から躍り出たかのようなスタイルで歌い始めた「Magic」では、過去の自分とコラボレーションするという映像の“魔法”で、長年彼を支えてきたファンを歓喜させた。

これまでのライブでもファンへの感謝を常に心に留めてきた宮野だが、本公演は10周年の記念という節目でもあり、いつも以上に熱いMCでオーディエンスに語り続けた。

「突っ走ってきました。10周年にふさわしい熱いライブになりました。アリーナツアーができるなんて、10年前は思ってもみませんでした。当時はアーティストとしてデビューできることがただただ嬉しくて…。でも、好きというだけではダメなんだと気づかされました。役者は役を通して思いを伝えます。僕はシンガーソングライターではないから、ゼロから(楽曲を)生み出すことはでない。でも、歌に生き様を込めたい。役者をやってるからこそ、伝えられることもあるんじゃないかと思えるようになりました。たくさんのクリエイターさんとの出会いでアーティストとしての一歩も踏み出すことができて、自分のポリシーを持って続けてきたらビジョンがどんどん広がっていって。そして今日、アーティスト宮野真守として自信を持って、今ここに立っています」

好きなことを仕事にする喜びと苦悩、そして男性声優アーティストの先駆者として道なき道を切り開き戦い続けた10年だったに違いない。それがわかるからこそ、会場に詰めかけたファンは暖かな拍手を惜しみなく贈った。

本編ラストに選んだのは、デビューシングル「Discovery」。アカペラで清らかに歌い始めたその歌は、未来を見つけ出そうと1人ひとりの観客へ語りかけているように聴こえた。

感動的なエンディング…だったとしても、貪欲なファンの情熱はそれだけでは満足しないものだ。熱心なアンコールに応え、この日オールラストに歌われたのは、ゴスペル調のウォームで壮大な「POWER OF LOVE」だった。「最後にまた1つになりましょう」と呼び掛けた言葉通り、宮野自身がみんなと一緒に歌える曲が欲しくて制作した楽曲。会場の全員で手拍子をうち、サビでは大合唱して心を重ねたライブは多幸感いっぱいのうちに幕を下ろした。

表現者として命がけで走り続けてきたトップランナー・宮野真守の真骨頂と素顔をさらけ出したライブパフォーマンスは、これからもきっと観る人に勇気や希望をあたえ続けてくれるだろう。

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