POP ETC、日本限定発売の新作「ハーフ」より「We’ll Be OK」MV公開
2年振りとなる新作「ハーフ」を本日発売した、クリストファー・チュウ率いる3ピース・バンドPOP ETC(ポップ・エトセトラ)。
これまで作品、ライヴなどを通して親交を深めてきたBird Bear Hare and Fish(以降BBHF)の尾崎雄貴(Vo&G)とクリストファー・チュウによる共作曲「We’ll Be OK」のミュージック・ビデオが公開された。
MVに関して、ジョナサン・チュウは「僕はちょっと支離滅裂な、夢みたいな感じの視覚世界を作りたかったんだ。あらゆる要素が必ずしもより大きな全体と明確なつながりをもたなくていいと思ったんだけど、そこにまとまりや完成した感じは欲しかった。この曲は、希望的でも悲観的でもなく、その中間にある状況を描写していると思う。僕はその繊細なバランスをうまく反映したかったんだ。映像を逆回しで撮影したことによって、全てが不安定で少し困惑するような感じになるんだけど、まだ非現実的でもない。僕が夢を見るような感じに近くなったので、意図するものが作れたと思う!」と語っている。
さらに楽曲に関して、クリストファー・チュウは「『We’ll Be OK』は面白い曲なんだ。何故かというと、基本的にはこれは日本語と英語で同時にかかれた曲で、その意味はユウキ(尾崎雄貴)と僕とで形作られただけでなく、言葉や文化的な翻訳にも影響を受けてできたものなんだ。この曲はシンプルなラブソングのような感じで始まっているんだけど、でも書いていくうちに、英語の歌詞に僕がアメリカで今起こっていると感じていることを反映するような、そういう意味を曲に持たせたいと思ったんだ。そしてこの曲が仕上がった時には、僕自身を驚かせる作品になった。基本的な部分はまだラブソングのままなんだけど、その背景は混沌、混乱、分離の世界。でも最後にはポジティブな感じで終わる ―― 二人の愛が彼らを守り、ゆっくりと状況が(よい方向に)変わっていくんだ。最後には『僕たちは大丈夫…きっと』ってね」と語っている。
新作「ハーフ」は、日本でのみCD、デジタル配信のアルバム形態で発売され、前半はアコースティック主体のシンプルな構成、後半はエレクトロニックに作りこまれた、ふたつの要素を持ち合わせた作品となっている。
ボーナストラックには、BBHFの尾崎雄貴がヴォーカルをとる「We’ll Be OK”月と太陽Version”」や、日本好きを公言するPOP ETCのお気に入りの楽曲、「ばらの花」(くるり)、「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」(YEN TOWN BAND)の英語カバー、さらに初めて日本語で制作されたオリジナル楽曲「思いだしていた(First Try)」が収録される。
クリストファー・チュウは新作に関して「僕と弟のジョナサンが中国人の父を持ち、アメリカ人の母を持っているという「ハーフ」であることもアルバムに影響を与えている。アルバムは、「ハーフ」である、という僕たち自身のアイデンティティーの異なる面からインスパイアされているんだ。音からもそれが簡単にわかってもらえると思う」と語っている。
また再来週から来日するPOP ETCは、10月16日に東京・代官山SPACE ODDにて単独公演を行い、10月17日には、東京・タワーレコード渋谷店にてミニライブ&サイン会を実施。さらに盟友Bird Bear Hare and Fishの初ツアー「Moon Boots Tour 2018」の10月19日東京・EX THEATER ROPPONGIにて行われるツアーファイナル公演に、スペシャルゲストとして参加することが決定している。
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