amazarashi 初の武道館公演、秋田ひろむのメッセージを含む特設サイト公開
amazarashiは、11月16日に開催する自身初の武道館公演のタイトル「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」、および秋田ひろむのメッセージとキービジュアルを掲載した特設サイトを公開。同時に、11月7日に発売される、武道館用に書き下ろされた新曲「リビングデッド」のアートワークと詳細情報を発表した。
特設サイトで公開される秋田ひろむからのメッセージでは、秋田の思いとこれからへの決意が綴られている他、この武道館公演のタイトル”新言語秩序”についても秋田本人の言葉で語られている。
同時に公開されたキービジュアルは、これまでもamazarashiのCDジャケットやアートワーク、ミュージックビデオなどを手がけてきたYKBX氏による描き下ろしとなっている。
秋田ひろむ メッセージ全文
前回の「地方都市のメメント・モリツアー」でバンドとして一つの大団円を迎えてしまったと僕は感じました。amazarashiをはじめたときに目標にしていた音楽と表現に一先ずではありますが、到達したのです。なので今回の武道館公演は、僕らが今できる表現を全て注ぎ込んだ記念碑であり、これからのamazarashiを占う試金石です。
「新言語秩序」は言葉のディストピアの物語です。ディストピア物語では、権力や大きな企業が支配する監視社会がよく描かれますが、今回問いかけたいのは一般市民同士が発言を見張りあう監視社会です。そしてそれは、現在のSNS上のコミュニケーションでよく見る言葉狩りや表現に対する狭量さをモチーフにしています。昨今感じる、表現をする上での息苦しさから今回のプロジェクトを立ち上げました。
「新言語秩序」プロジェクトはリスナー皆さんで作る参加型のプロジェクトです。僕らは今までの集大成である言葉と映像と光を駆使しメッセージを届けようと試みます。そこに皆さんの意思が介入し、一つの結末へと向かいます。
傷つけられた言葉。嬉しくて嬉しくてたまらなかった言葉。そういう「言葉」の積み重ねで僕らは形作られています。是非この抵抗運動に参加して、この言葉達の行く末を見届けてください。