アルバムコンセプトライブ 小坂忠「ほうろう」、オリジナルプロデューサー細野晴臣、吉田美奈子らの出演が追加発表
音楽プロデューサー・武部聡志が選ぶ「100年後も聴き続けてほしい名アルバム」を、その音楽のDNAを受け継ぐアーティストが1曲目から全て再現する一夜限りのコンサート「新日本製薬 presents SONGS & FRIENDS」の第2弾として、11月26日に東京国際フォーラム ホールAにて小坂忠「ほうろう」版が開催されるが、既に発表済の高橋幸宏や槇原敬之、矢野顕子ほかに加え、小坂忠の愛娘であり日米で活躍するシンガーのAsiah(エイジア)、BEGIN、吉田美奈子、そして当時からゆかりのある、フォージョーハーフの演奏や、オリジナルプロデューサー細野晴臣の参加も決定した。
日本を代表する豪華アーティストが、たった一夜のために集うプレミアムコンサート。当日まで未発表の、ビッグアーティストによるサプライズ出演にも期待が高まる。チケットは10月13日10:00より一般発売開始する。
総合演出 松任谷正隆 コメント
今までいろいろなものに書いてきましたが、20代前半、僕には暗黒時代がありました。
何をやっても認められず、何をやってもうまくいかなかった。そんな記憶を塗り替えられる日がついに来るかもしれません。
というより、この日が決まってからというもの、徐々にではありますが重い記憶が消えつつあります。
忠さんと出会えてよかった、と心から言えそうです。
武部聡志 コメント
荒井由実「ひこうき雲」に続く、SONGS&FRIENDS第2弾は、小坂忠「ほうろう」です。
このアルバムが発売された1975年、当時18歳だった僕は、それまでになかった斬新なサウンド、そして忠さんのボーカルに衝撃を受け、プロミュージシャンの道を目指した事を今でも鮮明に覚えています。
このアルバムが、後に世に出るジャパニーズソウル、R&Bの礎になった事は疑う余地がありません。
今回、当時レコーディングに参加し、日本の音楽シーンを変えていった名うてのミュージシャン、
そして忠さんにゆかりのあるアーティスト、更に彼らの遺伝子を受け継いでいる音楽家が集い、
一夜限りのセッションが行われます。きっと音楽や仲間の素晴らしさ、大切さを体感できる、最高のライヴになることでしょう。
小坂忠 コメント
「HORO」は僕が初めてボーカリストとしてのスタイルを見つけられた作品で、シンガーとしての音楽活動の出発点になりました。
あのアルバムを作った1970年代の初めは、それまでの音楽界にはいなかったタイプの、すごいミュージシャンがたくさん誕生して、
それぞれの個性を発揮して、お互いを認め合って作品を作り上げました。
今回のライブにもすばらしいミュージシャンが参加してくれてすごくうれしい。
みんなで一緒に歌おうよ、という感じのライブにしたいですね。