SEVENTEEN、史上初となるさいたまスーパーアリーナ5Daysで魅せたステージを10/28WOWOWで放送
SEVENTEENが9月6日に開催したさいたまスーパーアリーナでのライブを、10月28日にWOWOWにて放送する。
SEVENTEENは、今年5月30日に日本デビューしたばかりの13人組グループ。日本でもデビュー前から話題になり、「’IDEAL CUT’IN JAPAN」では単独アーティストとしてさいたまスーパーアリーナ史上初となる5日間公演を敢行した。以下、9月6日のライブレポート。
会場が暗転すると、オープニング映像から電話のベルが鳴り「CALL CALL CALL!」のMUSIC VIDEOが上映される。それに合わせて、早くもカラット(ファンの愛称)たちがペンライトを振り大合唱。暗がりからスペイシーな演出に合わせて、まずは4人のメンバーが登場。カラットたちが手にするペンライトが一斉に青く点滅し幻想的な空間を作り上げた。メンバーが続々と集結し、13人が揃い踏みして「HIGHLIGHT」へ。重厚なビートが轟きハードなラップを聴かせる火柱が上がると会場からは、絶叫にも似た歓声が飛び交った。
映像を挟んで、白いジャケットに着替えたパフォーマンスチームのリーダー・ホシと、サウンドプロデュースも手掛けるウジによる「BRING IT」。続けて、センターステージに、リーダーのエクスプス、ジョンハン、ウォヌ、ディエイト、スングァン、ディノが登場し「FLOWER」を艶っぽくパフォーマンス。ちなみに、センターステージは彼らにとってシンボリックなダイヤモンド型をかたどったもの。そこからさらにアルファベットのY字のように2つの花道が伸び、少しでもカラットに近づけるよう工夫がなされている。13人がY字の先端まで広がり、「NO F.U.N」ではステッキを用いたテクニカルなダンスで魅了した。
この日最初のMCでそれぞれが自己紹介と挨拶をすると、すぐさまバンドサウンドのロックテイストのナンバー「Run to You」へ。パワフルな歌を響かせた後はキャッチーな「BEAUTIFUL」で緩急をつける。
そして、グル―プごとのパフォーマンスに。VOCALチームは日本盤に収録されている「20 -Japanese ver.-」を爽やかに、伸びやかに歌い上げた。かと思えば、PERFORMANCEチームはポップなダンスミュージック「Swimming Fool」や火柱が上がる「JAM JAM」に合わせて躍動感いっぱいに踊り、底力を魅せつけた。個性豊かな競演に惜しみない拍手が贈られたのは言うまでもない。
そして、映像のまま「Thinkin’ about you」になだれ込み、まるでスクリーンから飛び出してきたようだった。全員でのパフォーマンスの後は、ジュンとミンギュ、ドギュムが1輪のバラを手に持ち「Hello」で甘い歌声を重ね合った。
続くセッションでは、13人の息の揃ったダンスパフォーマンスが見どころ。センターステージで繰り広げられる、計算されたフォーメーションとダイナミズム溢れるダンスで構成されたパフォーマンスは圧巻だ。7月に韓国でリリースされたミニアルバムに収録された「Oh My!」では、ピンクのペンライトの海の中でメンバーが次々と歌いつなぎハッピーな空気に包まれた。「残念なお知らせです。次の曲で最後です」と告げ、「CALL CALL CALL!」へ。全力パフォーマンスとそれに応えるカラットたちの熱気に包まれて本編は終了となった。
客席が暗くなるや否や、アンコールをねだる声がこだまする。爽やかな「Love Letter -Japanese ver.-」を観客と共に歌いあい、「VERY NICE」に続いた。ライブの感想を言い合う場面では、末っ子のディノは天真爛漫に本当に楽しかったと言った後、日本語で「心奪います!」と宣言し、黄色い声が飛び交った。バーノンは「たくさんの愛をありがとう。ステージで力がみなぎりました」と振り返り、スングァンは「3日目、まだ夢のよう。日本での活動、期待してください」と言いカラットを喜ばせた。
ドギュムやジュンら多くのメンバーは、この日が日本デビュー100日の記念日だったことに触れ、一緒に過ごせることへの特別な思い、感謝を伝えていたのが印象的だった。日本語を猛練習しているというミンギュは全てを日本語でトーク。「みなさんの愛に恩返しできるように頑張ります」という言葉が、13人の総意だろう。
彼らのステージは宝石のようにきらめき、心躍るものだった。高い歌唱力による情感豊かな歌声と、個性豊かでありながら統率の取れたパフォーマンスが織りなす万華鏡のように変幻自在の美しいステージを、10月28日夜10:00〜放送するWOWOWの番組で臨場感たっぷりに味わってほしい。