SUGIZO、ベスト盤「COSMOSCAPE Ⅱ」戸水賢志の宇宙ガラスとコラボしたジャケ写公開
2008年リリースのベストアルバム「COSMOSCAPE」から10年、SUGIZOのベストアルバム「COSMOSCAPE Ⅱ」が12月19日に発売される。この詳細が決定した。
2011年リリース「FLOWER OF LIFE」から2017年リリース「ONENESS M」までのオリジナルアルバムに加え、舞台、映画音楽監督作品などの中からSUGIZO自身がセレクトし、現在進行形のSUGIZOまでを詰め込んだ、
この10年の軌跡をたどる内容となっている。収録曲の中には、今年CMのために結成された異色の怪物バンド、怪物舞踏団(石川さゆり、SUGIZO、KenKen、にゃんごすたー、DJ RENA)による、この夏全世界245の国と地域で配信された「百鬼夜行」のロングヴァージョン「百鬼夜行〜Psychedelia〜」が収められることも発表となった。
また、ガラス作家の戸水賢志による宇宙ガラスをフィーチャーしたジャケット写真も公開。アートワークはかねてよりSUGIZO作品の数々を手掛けている松田剛によるもの。深遠なる美麗な宇宙が表現されている。
文筆業 吉留大貴氏によるオフィシャル・アルバム・レビュー
まだ世界はこんなにも美しかったのか、SUGIZO最新ベストアルバム
「COSMOSCAPE II」を聴く中で、胸の中から素直に沸きあがる想いだ。天空をも揺るがすダンス・ミュージック、精霊の囁きさえ感じさせるバラード、その全てが恵みの雨のように降り注ぎ、癒されぬ魂を抱いた人々を静かに,でも確かに揺り動かしていく姿を想起せずにいられない。
2009年以降に始まる珠玉のオリジナル楽曲の他に、映画、舞台音楽監督作品のサウンドトラック楽曲、そしてCMソングとして話題となった脅威のコラボレーション楽曲であり今回サイケデリックヴァージョンとして新たに追加録音が施された「百鬼夜行」等が、縦横無尽にCD2枚組のヴォリュームで収録。
また楽曲によっては2018年ヴァージョンに進化させた事で、これからのSGZ MUSICの基準値を提示、その再構築されたダイナミズムがより圧倒的に響いてくる。
LUNA SEAやX JAPANと並行したソロ活動を通じて、一人の音楽家としての評価を高めてきたSUGIZOであるが、このベストアルバムからは近年彼が生み出してきた音楽の進化と深度が加速度的に増した過程をも受け取れる。そしてそれ以上に、SUGIZOの音楽に対する果てなきロマンチシズムが新たな世界を切り開く予兆が読み取れる作品としての意義が与えられるはずだ。