荒井由実のサプライズ出演が緊急決定、小坂忠「ほうろう」コンセプトライブ総合演出を務める松任谷正隆よりコメントも到着
音楽プロデューサー・武部聡志が選ぶ「100年後も聴き続けてほしい名アルバム」を再現するというコンセプトでスタートさせた一夜限りのコンサート「新日本製薬 presents SONGS&FRIENDS」。この第2弾となる新日本製薬 presents SONGS&FRIENDS 小坂忠「ほうろう」が、11月26日東京・東京国際フォーラム ホールAで開催される。
第1弾は荒井由実「ひこうき雲」。松任谷由実がこの日は“荒井由実”として登場し、多くのアーティストが「ひこうき雲」を演奏したことで、大きな話題を呼んだ。そしていよいよ今月第2弾の開催となる、武部聡志と総合演出の松任谷正隆が選んだ1975年発売のアルバムが、小坂忠「ほうろう」。
既に発表されている高橋幸宏や槇原敬之、矢野顕子、BEGIN、そして当時からゆかりのある、フォージョーハーフの演奏や、オリジナルプロデューサー細野晴臣ほかに加え、兼ねてより噂されていた荒井由実のサプライズ出演が、この度正式決定した。
デビュー前の荒井由実が、小坂忠のアルバム「ありがとう」でピアノを弾いており、ユーミンのスタジオミュージシャンとしてのデビューはこのアルバムだった。当日はどんなコラボになるのか楽しみだ。
さらに、総合演出を務める松任谷正隆より、奇跡の一夜に向けたコメントも届いている。日本を代表する豪華アーティストが集結する、たった一夜のために集うプレミアムコンサートに期待が高まる。
総合演出 松任谷正隆 コメント
僕のプロとしてのキャリアのスタートは小坂忠さんのバックバンドでした。
僕はその頃のことを暗黒の時代、と呼んでこれまで封印してきました。
バンドの中も閉塞感が漂い、忠さん自身も閉塞感が漂っていたから。
少しもいい想い出がないのです。それが時代のせいだったと気付いたのはそれから何十年も経ってからでした。
60年代のベトナム戦争、安保、学生運動、そんなものを受けての70年代は音楽界も実は閉塞的だったのです。
「ほうろう」はそんな忠さんが閉塞的だった自分自身と、閉塞的だった音楽界に放った一本の矢のようなアルバムだと思います。
僕がミュージシャンとして参加してきたアルバムの中でも特別な位置にあります。
ちょっと離れた位置から「ああすごいな」と思えた希有なアルバム。その後、を変えたアルバムでもあります。
今回のSONGS&FRIENDSは「ほうろう」を通して、時代が変わっていった様と、忠さん自身が変わっていったあの70年代が見えるようなショーになるでしょう。
当時ティンパンアレーと言われていたメンバーたちももう70歳近く。まだ油は切れていないという自負はありますが、これほどの人数が集まれるのはこれが最後かもしれません。
あっこちゃん、美奈子、亜美、幸宏くん、そして由実さん。みんなファミリーとしてしまうのには抵抗があろうとは思いますが、この一夜だけはファミリーです。
そしてマッキー、田島君、Char、さかい君、BEGIN、Asiah・・・少しだけ下の世代ですがこの日ばかりはやっぱりファミリー。
そんな奇跡の一夜をぜひ見届けてください。
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