ザ・クロマニヨンズ 全国ツアースタート、ニューアルバムから立て続けに演奏「これが正真正銘、“引っ提げて”のライブです(甲本ヒロト)」
10月10日に12枚目のアルバム「レインボーサンダー」をリリースしたザ・クロマニヨンズの全国ツアー「ザ・クロマニヨンズ ツアー レインボーサンダー 2018-2019」が、11月7日群馬・高崎club FLEEZでスタートした。
会場を埋め尽くしたオーディエンスの期待が高まる中、ザ・クロマニヨンズが大歓声に包まれて登場し、ライブはスタート。最新アルバムから、最新シングルの「生きる」など、収録曲を次々に披露。
甲本ヒロトのブルースハープと真島昌利の鋭いギターソロが絡み合う「ミシシッピ」や、軽快なスカビートの「ファズトーン」、哀愁のバラード「サンダーボルト」など、多彩なナンバーが登場。シンプルで楽しく、それでいて奥の深いロックンロールの魅力を全力でぶつけてくる。
「ニューアルバム『レインボーサンダー』を引っ提げてのツアーです。“引っ提げて”と言いながらニューアルバムからの曲が少ないバンドもいますけど、これが正真正銘、“引っ提げて”のライブです(笑)」(甲本ヒロト)
そのMCどおり、最新アルバム収録曲を出し惜しみすることなく、立て続けに演奏。キャッチーなメロディと勢いのあるコーラスが耳に残る「恋のハイパーメタモルフォーゼ」をはじめとする楽曲で、オーディエンスはとどまることなくヒートアップしていく。さらに、ライブ後半は過去の曲もピックアップ。
曲名が告げられるたびに場内は盛り上がりを見せ、合唱が沸き起こる。そんな、尽きることのないロックンロールの熱波を全身に浴びて、本編は終了。
鳴りやまないアンコールにこたえて再び登場し、余力を残すことなく演奏し歌う4人。約90分に及ぶ、高密度で高純度のロックンロールショーは幕を閉じた。
今回のツアーの起点となる高崎公演を終えたザ・クロマニヨンズだが、2019年4月20日 福岡・福岡市民会館まで続く。
カメラマンクレジット:柴田恵理
ライタークレジット:岡本明