若旦那が本名「新羅慎二」で新作をサブスク配信、来春の初コンサートにさだまさしが友情出演
グループとしてのメジャーデビューから15年、ソロ活動をスタートしてから7年の月日が流れたいま、音楽での、より自由な自己表現を追求し、若旦那として演じることなく、本名である新羅慎二としてミニアルバム「夢の向こう側のレジスタンス」を11月14日にリリースした。
「若旦那」の楽曲では強さを求められていた一方で、「新羅慎二」の楽曲は優しく寄り添うような音楽でありたいという思いでつくられた最新作はフィジカル形式やダウンロード形式での販売は無く、サブスクリプションサービスのみで聴くことができる。ランキングや数字といった、既存の音楽ビジネスの仕組みからも自由になりたいという新羅慎二の姿勢を体現する試みとなっている。
ジャケットにはフォトグラファー・新田桂一による撮り下ろし写真を使用。新羅が兼ねてから「いつかポートレートを撮ってもらいたいフォトグラファーの一人」として名前を挙げており、偶然にも本作の制作期間中に新田氏と対面し、実現に至った。また、今回新たに作成された「新羅慎二」のロゴは、長年、若旦那ソロの作品のデザインを手がけてきたデザイナーのGASが担当している。
さらに、2019年4月6日には新羅慎二としては初のコンサート開催。新羅自身が「音楽界の父」と称する、さだまさしの友情出演も決定した。
新羅慎二 コメント
ソロ活動を始めた時から自分的には「若旦那」の枠からは外れた音楽表現をしていたのですが、メジャーレーベルからはやはり既存の「若旦那」名義を求められていました。今回ようやくインディーレーベルからリリースすることになり、名義も自由になりましたが、それ以上に自由に音楽を楽しめて、そしてなによりも素の自分に出会えました。知らない間に自分という個性を周りから固められていたのだと思います。自己解放して自分を取り戻すのに五年はかかり、やっと「新羅慎二」へと戻ってきました。「若旦那」では強さを求められていましたが、「新羅慎二」では隣にそっと寄り添うような優しい、時代の流れを組むポップスをつくることができました。60以上あるデモ曲の中から特に気に入っているものをフックアップして、曲のアレンジはプロデューサーのPellyColo(コロちゃんと呼んでいます)との信頼関係の中で彼に自由にまかせて作り上げました。僕もですが、コロちゃんも今回の作品で共に自己解放した 1 人です。既成概念を覆すのがこんなに大変で理解されないのかと諦めていたけど、思い切って前に進めてみると意外にもみんなが受け入れてくれていて、孤独からも抜け出せたような気がします!
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