ポール・マッカートニー、「ウイングス・ワイルド・ライフ」デラックス・エディションからジョン・レノンへ向けた「ディア・フレンド」の2つの音源を公開
ポール・マッカートニーが70年代に発表した名盤「ウイングス・ワイルド・ライフ」と「レッド・ローズ・スピードウェイ」の2枚が12月7日にデラックス盤として発売となるが、この「ウイングス・ワイルド・ライフ」デラックス・エディションから「ディア・フレンド」の2つの音源が公開となった。
「ディア・フレンド」は、オリジナルは1971年に発表された曲で、今回は、「2018リマスター」とポールに弾き語りによる「ホーム・レコーディングⅡ」の2つの音源が公開された。
ポール・マッカートニー コメント
この曲はビートルズの解散に関するすべてのもめ事が解消された後、私からジョンに話かけているようなものなんです。今、改めてそれを聞くと、とてもエモーショナルに感じてしまい、その気持ちを抑え込まないといけないほどです。
その曲を最近聞いた時のことを覚えています。リマスタリング作業中の音源を車できいたんですが、その時に「ああ!」と思ったんです。「Really truly, young and newly wed(本当に、若くて、結婚したばかり)」という歌詞の部分を聞いた時には「ああ、確かにそうなんだ!」と思いました。
私は曲の中でジョンにこう言おうとしていたんです「ほら、カッコいいだろ。さぁワインでも飲んで落ち着こうよ」って。
幸いなことに私たちは実際にそうすることができ、本当に素晴らしい喜びでした。もし、彼とあの時会うことができず、わだかまりがとけないまま彼が亡くなったしまったと思うとやりきれません。この曲は私からの歩み寄りだったんです。私はこう思います、だからこの曲はとてもシンプルでパワフルだけれども、同時に心を打つんです、と。
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