KOKIA、劇場ラ・シガールで開催した20周年アニバーサリーを飾る8年ぶりのパリ公演にて代表曲「Remember the kiss」英語ver.披露

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KOKIA 11月11日 劇場ラ・シガール

KOKIAがパリでの8年ぶりとなるコンサートを、名だたる世界的アーティストに親しまれているパリ18区のロシュシュアール大通りにある劇場ラ・シガールで11月11日に開催した。

KOKIAのコンサートがヨーロッパで開催されれたのは、2010年に7カ国11公演のヨーロッパツアー「KOKIA REALWORLDTour2010 Paris」の最終公演をパリにあるTheatre Michelで行って以来。そして、このラ・シガールでのコンサートは2009年に初公演を行って以来の、9年ぶりの公演となった。

KOKIAの海外でのコンサートは、日本で行われるコンサートと同様に日本語で歌われる。ポップスとクラシックを感じさせる旋律にのせて歌われるメッセージソングの数々に、オーディエンスを包み込む唯一無二の声の魅力と抜群の歌唱力は、言葉の壁を越え、世界中の人々の心に感動を届け続けてきた。
 

KOKIA 11月11日 劇場ラ・シガール

そして20周年アニバーサリーイヤーの今年、この公演を待ち望んでいたヨーロッパ中のファンの声に応える形で、1夜限りのパリ公演が再び実現した。コンサートではフランス語での挨拶から幕が開き、全15曲のうち3曲以外は全てヨーロッパ公演での初披露。この8年間にKOKIAが自身が辿った人生とその中で育まれてきた楽曲を、この日を待ち望んでいたオーディエンスとゆっくりと会話をするかのような雰囲気で1曲ごとに想いを伝え、約2時間、2部構成でのステージを行った。

KOKIA自身も待ち望んでいた本公演、この地で歌う喜びや会場に集ったファンへの感謝の気持ちを込めて1曲1曲を紡いで行き、ラストでは代表曲「Remember the kiss」の全編英語バージョンを披露。オーディエンスの歌声も加わってステージと客席との距離がより近く一つになった会場に、心が通い合い音楽に包み込まれるような瞬間が訪れた。そして鳴り止まないスタンディングオベーションの中、一夜限りのパリ公演は幕を閉じた。

ヨーロッパでの日本人歌手のパイオニア的存在と位置付けされているKOKIA。本公演でのオーディエンスは地元フランスからはもちろん、ウクライナ、ロシア、イングランド、ポルトガル、スペインにでに及び、彼女の歌声を楽しみにしていたファンの熱狂ぶりを伺いしれるコンサートとなった。今回の公演を機に。今後はまたヨーロッパでの活動の再始動を考えているというKOKIA。世界で通用するミュージシャンとしてKOKIAの今後の活動が期待される。

「KOKIA 20th Anniversary Stage in Paris」11月11日 パリ・劇場ラ・シガール セットリスト
〈第1部〉
1.Family Tree
2.usaghi
3.フクロウ 〜フクロウが知らせる客が来たと〜
4.キリン 〜長い首したキリンさん〜
5.カバ 〜マダムヒッポ(カバ夫人)の夢〜
6.私の中の獣
7.Faraway
8.傘を貸してあげて
〈第2部〉
9.調和
10.I believe〜海の底から〜
11.お化けが怖いなんて
12.moment〜今を生きる〜
13.この地球がまるいお陰で
14.音のアルバム
15.Remember the kiss [英語ver.]

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