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柴咲コウ、平安神宮で行った歌手デビュー15周年ライブをWOWOWで元旦放送

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大河ドラマ「おんな城主直虎」に主演し、歌手としてもデビュー15周年を迎えた柴咲コウ。そんな柴咲が、10月9日に京都・平安神宮の特設ステージで行った一夜限りのプレミアムなライブを元旦1月1日にWOWOWで放送する。

RUI名義で歌った大ヒット曲「月のしずく」以来、 神秘的な月の満ち欠けをひとつのモチーフにしてきた柴咲らしく「月夜の宴」と銘打ったこの日のライブ。

オープニングでおごそかに観音経が唱えられると、大極殿前のステージに天女のようなケープを身にまとった柴咲が登場。和楽器の箏を使ったオリエンタルな演奏に乗せて、“都が色づいていく”と歌う「漆黒、十五夜」で公演をスタートさせた。

「私の大好きな京都。しかも、ずっとコンサートをやりたいと願っていた平安神宮で、皆様とお会いできて本当に、本当にうれしく思っております。今宵の特別な一夜、皆様の心を緩め、解放し、癒しのひとときを過ごせるように、心を込めて、祈りを込めて歌います」

そう客席にあいさつした柴咲は、「泪月-oboro-」をしっとりと歌い上げ、さらに「今年、歌手活動15年を迎えました。この15年の間に私なりに変化を重ねてきました。その心模様が書く歌詞にも反映されていると思います。歌詞の意味も汲み取ってお聴きいただけたら幸いです」と語りかけた。

そして、自ら作詞した「恋守歌」などを披露。「月のしずく」は14年前のリリース時からさらに表現力を増した柴咲のせつない歌声と箏の音色があいまって、会場のファンを魅了した。

さらに、椎名林檎とのコラボレーションで話題になった「野性の同盟」ではステージに篝火がたかれ、中島みゆきのカバー「糸」ではオフホワイトのレース使いが美しいドレスに着替えて歌った。

そして、この特別な夜に新曲「いざよい」を初披露。「大河ドラマで1年間ひとつの役柄を演じるということは初めての経験でした。直虎は、たくさんの人(の死)を見送る役なんですが、それでも目を反らしてはいけないということを学びました。すごく刺激を受けて、感化され、新曲を作りました。これはやはり直虎という役を演じたからこそできた歌詞だと思います」

満月は十五夜、それが欠け始める十六夜(いざよい)には「満ち満ちた月夜だからこそ、想いも深まり切なくなる」(柴咲)ことを描いたこの歌。しかし、そこからさらに新月という再生に向かっていく力強い息吹も感じさせた。

15周年のメモリアルとして企画されたこの平安神宮公演は、柴咲自ら「今の私を体現したライブ」と語ったように、今後、歌手・柴咲コウを語る上で欠くことのできないマスターピースになりそうだ。

柴咲コウ「『柴咲 神宮』〜平安神宮 月夜の宴〜」WOWOW番組ページ
http://www.wowow.co.jp/koshibasaki/

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