手塚治虫生誕90周年記念、浦沢直樹と岩代太郎のコラボ・イベント開催決定

アーティスト

浦沢直樹&岩代太郎

2018年に生誕90周年を迎える故・手塚治虫のトリビュート・コンサート“岩代太郎×浦沢直樹 MANGA SYMPHONY「○」”が、3月31日に東京芸術劇場 コンサートホールで開催される。

「鉄腕アトム」の「地上最大のロボット」をリメイクした「PLUTO」等で手塚治虫文化賞マンガ大賞を2度受賞し、自身でも音楽活動を行っている漫画家の浦沢直樹。ジョン・ウー監督作品や「あゝ、荒野(岸善幸監督)」など数多くの映画音楽を手掛ける作曲家の岩代太郎。MANGA SYMPHONY「○」は浦沢と岩代が初めてタッグを組んだ漫画と音楽という異色のコラボレーション・コンサートだ。

公演は2部構成で、第1部では手塚治虫氏へのトリビュート・コーナーとして歴代アニメ作品の名曲演奏に加え、浦沢直樹と岩代太郎によるトークを予定。そして本公演の白眉となる第2部。コラボレーションのテーマは「○(まる)」。「○」は自由な発想を象徴し、解釈は観客ひとりひとりに委ねられるが、今回の企画を発案した岩代太郎は、世界の人々を1本の輪でつなぐ「絆」と読み解く。岩代太郎が漫画にインスパイアされ作曲した音楽を奏で、浦沢氏がその音楽に漫画で応える。

全8楽章からなる交響楽の演奏中、ステージ上のスクリーンには、浦沢直樹の絵が1本の線から次第に作品として完成していく様子が映し出される。ジャンルを異にする2人が互いの創作に触発されながら書き下ろす“交響楽”と“漫画”が、ステージ上に新たな世界を現出させる。

音楽スコアと漫画はともに本公演のための書き下ろし。演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。岩代太郎の楽曲に想を得て浦沢直樹がその場で絵を描く「Live drawing」も計画されているとの事で、今まで誰も見たことがないような新しいライブ・エンタテインメントになりそうだ。

”岩代太郎×浦沢直樹 MANGA SYMPHONY「○」”コンサートのチケットは1月14日の一般発売に先駆け、本日12月21日より先行予約受付(抽選)がスタートする。詳細はコンサート公式サイト参照のこと。

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