広告・取材掲載

Beverly、初のワンマンライブを終えて来年の抱負を語る「音楽も日本語ももっと勉強したい」

アーティスト

ハイトーンボイスを武器に、デビュー1年目の今年、自身初となるワンマンライブを敢行し見事成功させたBeverlyが今の心境やライブの裏側、今後の活動などについて語った。

まずは全3公演のワンマンライブについて。「夢みたいでした。初日は特に緊張していたので、無事に終わって良かったです」と安堵の胸をなでおろした。その一方で、日本語にはまだ不安を抱えていたようで「お客さんとのコミュニケーションが一番心配で、言葉が出てこなかったらどうしよう、なんて考えていました」と漏らした。
 
彼女は日本にやってきてまだ2年も経っていない。音楽活動を続ける傍ら、日本語の勉強は日々欠かせないものとなっている。「MCはまずは言いたいことを英語で書いてから自分なりに日本語に訳して、スタッフの人たちに合っているか確認してもらいました。音楽と同じくらい練習しました(笑)」と冗談を交えながら教えてくれた。

しかし、実際のライブではそんな不安をまったく感じさせずにMCをこなした。「鬼に金棒」なんて言葉まで飛び出してきて、会場をあっと驚かせた。

“本業”の歌では、武器であるハイトーンボイスを生かし、「I need your love」や「Be The One」など、十数曲を高らかに歌い上げた。ワンマンライブは10月5日に渋谷で開催した。その後、「Encore Tour」と称して、12月13日大阪、翌14日東京・赤坂で追加公演を行い、そこでは「Xmas with you」「Despacito」「All I Want」「Future」の新曲も披露した。「まだみなさんが知らない曲でしたが、ポジティブなレスポンスを感じることができて嬉しかったです」とコメントした。

ワンマンライブを構成したバンドメンバーに関して「とっても仲が良くて、ドラムのえびさん(海老原諒)からドラムの叩き方を教えてもらいました。キーボードの杉さん(杉直樹)が手作りでパンケーキを作ってくれて皆に振舞ってくれたこともありました」と、バンドとの仲の良さをアピールした。

そう話しながらもBeverlyの見据える先は、すでに次のライブに向かっている。「今回コール&レスポンスを初めてやってみて…以前からやりたかったんですけど自信がなくて。プロデューサーの与田さん(与田春生)が『大丈夫だよ』と言ってくれたんです。次回のライブではもっとやりたいです」と話す。さらに「ドラムやギター、ダンスにもチャレンジしたい」とワンマンライブが終わったばかりとは思えない貪欲さを露わにした。

今年、ワンマンライブを見事に成功させ、「レコチョク 年間ランキング2017」新人アーティストランキング1位を獲得したBeverly。2017年は激動の一年だったに違いない。彼女は2017年をこう振り返った。「日本にやってきた昨年は勉強の一年でした。今年は180度違って一年目に勉強したことをチェックした一年で、『チャレンジ』を続けた一年でした。来年はライブをたくさんやりたいです。作詞にももっとチャレンジしていきたいです」と意気込んだ。

プライベートでは日本の暮らしに徐々に慣れつつあるようだ。「休みの日には服を買いに渋谷に行ったりします。ストリートファッションが好きで、最近はワイドパンツにハマっています。日本のアニメも昔から好きで、最近は『アンパンマン』をよく観ます」こう語る彼女の笑顔は、あどけない23歳の一人の女性の表情だった。

一人暮らしもすっかり慣れてきたようで、「苦手ですけど、掃除は毎日するようにしています。料理も苦手ですが、来年にはできるように(笑)。フィリピンではあまり化粧をする習慣がありませんでしたが、メイクは勉強して得意になりました。たまにホームシックになったりしますが、頑張って生活しています」とプライベートについても教えてくれた。

とはいえ、音楽に対する情熱量は並大抵のものではない。「来年は『JUST LISTEN..!』をテーマに、とにかく歌を聴いてほしい。今回のアルバムではアップビートな曲が多かったですが、来年はバラードをもっと歌いたいです。歌で表現することがとにかく好きなんです」と熱く語る。「音楽も日本語ももっともっと勉強したいです」とその貪欲さは留まることを知らない。

今年、新人アーティストとしていくつもの賞を受賞した、新時代の歌姫、Beverly。ハイトーンボイスを武器に、貪欲さも兼ね備えた彼女の来年の活躍に、大いに期待だ。

関連タグ